礼節を重んじる日本語版Cortana、まずはInsider向けに近く提供

お堅い気もするが、礼儀正しい日本の「Cortana」

　米Microsoftは20日(現地時間)、同社がWindows 10向けに用意しているデジタルパーソナルアシスタント「Cortana」の各国でのサービス開始時期について声明を出した。

　日本では、Windows 10の提供開始日である7月29日にCortanaを利用できないことが周知となっているが、今後数カ月でInsider Program向けに提供されると言う。その後、一般にも提供されるが、正式サービスの開始時期は不明。

　なお、アメリカ、イギリス、中国、フランス、イタリア、ドイツ、スペインの7カ国は7月29日から正式にCortanaを利用できる。

　Cortanaは各国の国民性に合わせて、性格付けがなされており、ユーモアや礼儀といったアプローチの仕方が異なる。例えば、イギリスであれば自虐的でドライ、そして皮肉屋なイギリス国民の気質を理解し、ユーザーが何かふざけた質問をした場合は、皮肉で返すという対応ができるようだ。ちなみにCortanaの性別は女性として設定されている。

　Microsoftは、日本においては礼儀正しさに重きを置いたということで、デフォルトで“お辞儀”をするだろうと冗談めいたことを述べている。