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CRYORIG、Intel純正とほぼ同じ大きさの高性能CPUクーラー
~X79/X99向けの第2世代ハイエンドも。フィンは放射状に
(2015/5/28 11:24)
台湾CRYORIGは27日(現地時間)、COMPUTEX TAIPEI 2015の開催に先駆けて同社の最新CPUラインナップを公開した。
C7
「C7」は“fit anywhere, cool anything”というコンセプトを元に開発された小型なCPUクーラー。高さを53mmとし、フットプリントもIntel純正のCPUクーラーとほぼ同じ大きさに抑えながら、4本の直径6mmのヒートパイプと92mm角のファンを組み合わせ、高い冷却性能を実現する。
92mm角ファンは、フレーム部に削り込みを入れ風量を高めた独自の「Quad Air Inlet」技術を採用。回転数は600~2,500rpm。IntelのLGA115xに加え、AMDのソケットをサポートする。
CRYORIGはこれまで、こうした小型CPUクーラーでは同社の特許を取り入れにくいため開発が難しいとしていたが、C7に関しては「CRYORIGハイエンドクーラーの全てを取り入れた」としている。
Z1 Universal
「Z1 Universal」はIntel X99/X79シリーズマザーボード向けの製品。メモリスロットをソケット左右に配置するこれらのマザーボードにおいて、63mmの高さまでのメモリを装着できるよう、ファンの薄型化および下部のヒートシンクフィンの省略を行なった。
CRYORIGのCPUクーラーとして初めて、第2世代と言える放射状フィンによるヒートシンクを採用するのも特徴。これはZalmanのCPUクーラー「CNSPS9500」、「CNPS9700」シリーズなどに似ている。同社はエンジンのタービンを模倣したとしており、「Radial Jet Fin Acceleration」と呼んでいる。
M9i/M9a
「M9」シリーズはエントリー向けのCPUクーラー。3本のニッケルコーティング付き銅製ヒートパイプを採用し、コンパクトなPCにも装着できるという。コストパフォーマンスとサイズのバランスを重視した。
M9iはLGA115x向け、M9aはAMD向けとされている。それ以外の詳細は明らかにされていないが、92mm角ファンを装着していると見られる。