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NANDとDRAMを混載するNVDIMMがDDR4の追加規格として策定

 メモリなどの規格策定を行なうJEDECは26日(現地時間)、従来のDIMMソケットと互換性があり、基板上にDRAMと不揮発性メモリを混在させる「NVDIMM」の正式な規格化を行なったと発表した。仕様書は2015年後半に刊行される。

 NVDIMMは現行のDDR4と互換性のある、DRAMと不揮発性メモリのハイブリッドDDR4だが、システムコントローラからは通常のDDR4として認識される。不揮発性メモリには当初NANDが採用されるが、それ以外の不揮発性メモリも搭載可能。

 NANDをDRAMのバックアップ用として用いる「NVDIMM-N」と、システムから直接NANDにアクセスできる「NVDIMM-F」の2種類が規格化され、2015年後半から提供される新しいDDR4 SPDコードにてサポートされる。

 すでに複数のメモリメーカーが生産を開始しており、今後多くの新製品が登場予定としている。

 なお、JEDECは、標準プラットフォーム上でNVDIMMにプラグアンドプレイを実装するDIMMコネクタ上の特定の信号も定義した。

(若杉 紀彦)