ニュース

NVIDIA、2016年度第1四半期は11億5,000万ドルの売上

~モデム事業を収束

 米NVIDIAは7日(現地時間)、2016年度第1四半期(2月~4月)の決算を発表した。

 第1四半期の売上高は11億5千万ドルで、前年の11億ドルから4%の増。米国の一般会計原則(GAAP)に基づいた純利益は2%減の1億3,400万ドル、粗利益は56.7%となっており、前年の54.8%から上昇している。これによる四半期の希薄化後1株あたりの利益は0.24ドルで、昨年と同額だった。

 NVIDIAのCEOであるJen-Hsun Huang氏は「ビジュアルコンピューティングの重要性は明白であり、この分野における我々の専門技術は、機械学習、仮想現実、自動運転自動車をさらに洗練させるにあたって我々の牽引的立場を実現するものとなる」と述べている。

 なお、NVIDIAは5日にワイヤレスモデム事業の「Icera Modem」を2016年度第2四半期の決算で段階的に縮小し、技術または事業を売却すると発表。Icreaはモバイル機器のワイヤレスモデムを開発していた会社で、2011年にNVIDIAによって買収されていた。

【5月11日訂正】記事初出時、タイトルに115億ドルとありましたが、これは11億5,000万ドルの誤りです。お詫びして訂正します。

(中村 真司)