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Amazon、書籍の切り売りサービス「Kindle Singles」を開始

~30から150ページを99~399円で販売

Kindle Singlesのページ

 Amazon.co.jpは、著者がもっとも適切と思う長さで書籍を出版できるサービス「Kindle Singles」を開始した。米Amazonではすでに提供済み。

 Kindle Singles対象の書籍は、30~150ページ(400字詰め原稿用紙換算)で構成され、一冊あたり99~399円で販売できる。書籍はKindle端末およびKindle用のアプリから閲覧可能。著者には最大70%のロイヤリティが入る。

 Kindle Singlesにより、短編の切り売りなどが容易にできるようになる。Amazon.co.jpは今後フィクションからノンフィクション、著名・無名作家に至るまで、さまざまな作品を厳選して提供していくと言う。また、コミックの取り扱いも予定している。

 現状提供されている主な作品は以下のとおり。

  • 池井戸 潤著 「なるへそ」(43ページ、199円)
  • 中田 永一著 「ファイアスターター湯川さん」(マンガ、112ページ、99円)
  • 本谷 有希子著 「〈この街から〉」(31ページ、99円)
  • エリカ・ハヤサキ著 「コーンの流砂にのみこまれて コーンの海で溺れた青年の記録」(160ページ、299円)
  • ミシュカ・シュバリー著 「ザ・ロングラン 人生を走り出す日まで」(130ページ、199円)
  • ジェフ・ワイズ著「旅客機はどこへ消えたのか マレーシア航空MH370便の行方」(150ページ、299円)

(中村 真司)