Qualcomm、Cortex-A72搭載のSnapdragon新製品を発表

　米Qualcomm Technologiesは18日(現地時間)、CPUにCortex-A72を採用したSoC「Snapdragon 620」および「同618」を発表した。

　Snapdragon 800など発表済みのSoCに搭載している機能はSnapdragon 620および同618でも使用可能。4K動画の撮影と再生やHEVCハードウェアエンコードなどに対応する。

　Cortex-A72は、ARMが5日に発表したハイエンドCPUコアIP。現行のCortex-A50番台と比べて性能/電力比を向上させている。

　big.LITTLE構成を採っており、Snapdragon 620は、Cortex-A72(1.8GHz)とCortex-A53(1.2GHz)をそれぞれ4基ずつ搭載。同618はCortex-A72(同)を2基とCortex-A53(同)を4基搭載する。同SoCを搭載した携帯端末は、2015年後半には発売される見込み。

　また、エントリー向けの「Snapdragon 400」シリーズでは初めてのオクタコア採用製品「Snapdragon 415」も発表。CPUコアはCortex-A53を採用する。

　このほか、同社が展開するモデムのモデル名にもSnapdragonのブランド名を冠するよう変更した。