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パソコンポリス・柳沢慎吾が古いPCのイライラを撲滅
(2015/2/12 17:02)
日本マイクロソフトが率い、PC、ソフト、周辺機器メーカー、そして販売店などが参加する「WDLC」(Windows Digital Life Consortium)は12日、春商戦に向けのPC販売促進キャンペーンを、本日12日から5月初旬まで行なう。
この4カ月間は、5年ほど前の、今となっては低性能なPCからの買い替えを訴求していく。Webキャンペーンサイトの開設に加え、全国約3,000店舗での等身大POPやポスター、マニュアルなどの商材を展開。また、Twitterでイライラ体験をツイートするとプレゼントなどが当たるキャンペーン、オンラインや新聞広告の展開も行なう。
12日に都内で開かれた記者会見では、WDLC会長を務める高橋美波氏が、キャンペーン実施の背景について説明。「2014年11月から、WDLCでは新しいOffice搭載パソコンの推進大使として東進ハイスクールの林修先生を起用したキャンペーンを行なった。このキャンペーンにより、49%のユーザーが新PCの購入に意欲が湧き、一定の効果が得られた」と語った。
その一方で、今回のキャンペーンを開催するに当たり、事前に“どのような情報があれば購入意欲が増すのか”というアンケート調査を行なったところ、PCの処理速度の向上が注目されていることが分かった。そこで今回のキャンペーンは、新しいPCの性能について訴求して行くこととした。
最新PCの性能について、日本マイクロソフト株式会社 Windows本部 本部長の三上智子氏は、現行の主流スペックのPCと、Windows 7登場時(およそ5年前)の主流スペックのPCとの性能比較をし、起動および終了時間の高速化、ファイルコピー時間の短縮、Webアプリケーション利用時の性能、および4K動画再生時の性能を具体的に挙げて、新しいPCの高速性のメリットを訴求。
もちろん、起動や終了時間の短縮はWindowsのアルゴリズム改善によるものが大きいのだが、ファイルコピーやWeb閲覧、動画再生に関しては、CPUやストレージ(SSDの採用など)技術の進化による改善が大きく影響しており、「ハードウェアとソフトウェア、つまり性能と機能が緊密に協調することで、トータルの性能向上を実現している。これが新しいPCに買い換える理由でもある」と語った。
また、2017年4月12日にサポート終了を迎えるWindows Vistaについても触れ、「国内で約340万台の稼働実績がある」とし、Windows XPほどの規模ではないが、買い替え需要があることを示唆。加えて、Windows 7も既にメインストリームサポートが終了していることを挙げ、買い替えの時期に達していることを示唆した。
そこで今回のキャンペーンは、今となっては低性能なPCを未だ使い続け、その性能に対してイライラ感を持っているユーザーを対象に買い替えを訴求していく。イメージキャラクターには、タレントの柳沢慎吾さんを“古いパソコンのイライラ撲滅統括本部長”として起用。古いPCの買い替えを“取り締まり”、新しいPCへの買い替えを推進する、「古いパソコンのイライラ あばよ!」をコンセプトとした。
発表会には、イライラ撲滅統括本部長の柳沢慎吾さんが登場し、古いPCを“取り締まる”ミニコントが展開された。また、新宿東口のビックロの店頭を“視察する”様子、店舗に訪れた客の“買い替えを推す”様子も公開された。