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アイ・オー、スマートフォン向けNAS「ポケドラCloud」
~設定不要で家庭内多段ルーター越えも可能
(2014/11/5 11:00)
株式会社アイ・オー・データ機器は、スマートフォン向けNAS“ポケドラCloud”「HLS-C」シリーズを12月中旬に発売する。容量ラインナップおよび税別価格は、500GBモデルの「HLS-C500」が16,500円、1TBの「HLS-C1.0」が22,100円、2TBの「HLS-C2.0」が28,800円。
対応OSはWindows Vista/7/8/8.1、Mac OS X 10.7~10.9、およびiOS 7~8、Android 4.1~4.4.4。
スマートフォンでの使用に特化したNASで、外出先などから利用する際にアイ・オーのDDNSサービス「iobb.net」と新規の自社サービスにより認証を行なう仕組みを採用する。同社はこの一連のサービスを「Remote Link 3」と呼んでおり、多段ルーター環境やポート開放の設定が難しい初心者でも容易に接続できるとしている。
製品出荷時にiobb.netに関連する設定と通信に必要な暗号化キーなどを埋め込んでおり、iobb.net側も本体を登録済み。電源を入れネットワークを接続すると自動的に設定を行なう。一方スマートフォン側に専用アプリ「Remote Link Files」をダウンロードし、アプリで製品付属のQRコードを撮影するだけで接続が自動的に行なわれる。
Remote Link Filesではファイルのブラウズ/ソート/検索機能、ダウンロード/アップロードに加え、画像/動画/音楽のストリーミング再生(Androidでは連続再生可能)、アクセス権の共有設定などが行なえる。また、本体のさまざまな設定も行なうこともできる。
アプリケーションによる利用のほか、「Dropbox」および「フレッツ・あずけ~る」クラウドストレージサービスのデータ転送や同期が行なえる。加えて、2台のポケドラCloud間で指定したフォルダなどを同期する機能、Windows/Macのフォルダを自動同期する機能、メディアサーバー機能(DTCP-IP非対応)なども備える。
HDDは2.5インチタイプを利用し、ファンレス構造とした。またおにぎりのような三角柱の形状も特徴としている。インターフェイスはGigabit Ethernet。本体サイズは約85×79×130mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約340g。ACアダプタを利用する。
このほか、ハイエンドモデル「HDL-A」、「HDL2-A」シリーズをRemote Link 3に対応させたモデルを11月中旬に発売する。ラインナップおよび税別価格は、1ドライブ/2TBの「HDL-A2.0R」が26,600円、1ドライブ/3TBの「HDL-A3.0R」が35,500円、2ドライブ/2TBの「HDL2-2.0R」が33,300円、2ドライブ/4TBの「HDL2-A4.0R」が43,300円、2ドライブ/6TBの「HDL2-A6.0R」が57,900円。