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HP、3次元と2次元を融合させた23型液晶一体型PC「Sprout」
~3Dカメラやプロジェクター、「タッチマット」を活用してPCを操作
(2014/10/30 16:18)
米Hewlett-Packard(HP)は29日(米国時間)、20点マルチタッチ対応の「タッチマット」上で操作する23型液晶一体型PC「Sprout」を発表。一部地域および米国直販サイトで11月9日(同)に発売する。
Sproutは、1,920×1,080ドット表示/10点タッチ対応の23型液晶を搭載する一体型PCだが、上部に「HP Illuminator」と呼ばれるユニットを搭載するほか、液晶手前側にはキーボードの代わりに「タッチマット」と呼ばれるヒューマンインターフェイスデバイスを備えるのが特徴。
「HP Illuminator」は、1,460万画素カメラ/RGBカメラ/Intel RealSenseカメラという3種類のカメラ、1,024×767ドット表示に対応するDLPプロジェクター、LEDライトを組み合わせたもの。これらのデバイスによりジェスチャー操作や3Dスキャンなどが可能。
タッチマットは20型サイズで20点のマルチタッチを認識。上部のプロジェクターでタッチマット上に独自のインターフェイスを映し出し、タッチやジェスチャーなどで操作することができる。
こうした新しいユーザーインターフェイスに対応するアプリケーションとして、ピアノや3Dのモデリングツール、タッチマットを使ったペイントソフト、パズルなどのゲームソフトが例示されている。また、開発者も募っており、29日(現地時間)よりSDKの配布も開始した。
PCとしての主な仕様は、CPUにCore i7-4790S(3.2GHz)、GPUにGeForce GT 745A(2GB)、メモリ8GB、ハイブリッドHDD 1TB、Windows 8.1を搭載。
インターフェイスは、IEEE 802.11a/b/g/n無線LAN、Bluetooth 4.0、Gigabit Ethernet、SDカードスロット、100万画素Webカメラ、USB 3.0×2、USB 2.0×2、HDMI出力、音声入出力を搭載。ワイヤレスキーボードとマウスも付属する。
本体サイズは約768.4×406.4×765.3mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約15.3kg。