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Razerの超薄型ゲーミングノート「Blade」が日本上陸

~3,200×1,800ドットの14型IGZO液晶搭載

Razer Blade

 米Razerは18日(日本時間)、17.8mmの超薄型ゲーミングノートPC「Razer Blade」を日本国内へ投入すると発表した。7月19日発売で、税込み価格は297,000円。

 2014年3月に米国で発表されたモデル。Razer Blade自体は2011年から存在するシリーズだが、ついに日本国内に登場することになる。

 液晶は14型でシャープ製IGZOパネルを採用し、400cd/平方mの高輝度と3,200×1,800ドットの高解像度を実現。画素密度は262ppiに達する。加えてゲーミングノートでは珍しい10点マルチタッチ対応パネルを備える。

 主な仕様は、CPUにCore i7-4702HQ(2.2GHz、ビデオ機能内蔵)、Intel HM87 Expressチップセット、メモリ8GB(シングルチャネル、1,600MHz)、GeForce GTX 870M(3GB)、256GB SSD(M.2接続)、OSにWindows 8.1(64bit)などを備える。

 インターフェイスは、USB 3.0×3、IEEE 802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 4.0、HDMI 1.4a出力、200万画素対応Webカメラ、音声入出力などを備える。キーボードはLEDバックライト付き。

 バッテリは70Whのリチウムポリマー。本体サイズは345×235×17.8mm(幅×奥行き×高さ)、重量は2.03kg。小型ながら150W出力が可能なACアダプタが付属する。

 発売の前日となった18日には、Razerでマーケティング・ディレクターを務めるKevin Sather氏が来日し、秋葉原にある「e-sports SQUARE AKIHABARA」で製品発表会を開催。競合製品の2分の1の薄さでより高い性能を実現し、なおかつディスプレイがAppleの「MacBook Pro 13」より高解像度/高密度である点、大容量バッテリを搭載している点などの特徴について説明された。

Razer Blade
発表会で展示されたRazer Blade
右側面はUSB 3.0とHDMI出力のみ
左側面にUSB 3.0×2、DC入力、ヘッドフォンジャックを装備
日本国内投入モデルは、キーボードもしっかりローカライズされている
緑色のLEDバックライトを備える
アイソレーション方式で、タイピング感も良い。キートップはカナ表記なしで、独自のフォントだ
天板
中央にはRazerのロゴはあしらわれている
液晶のバックライトが透過し、緑色に光る
キーボードのバックライトと合わせて、緑色がアクセントだ
キーボード左右にはスピーカーを備える
付属のACアダプタ。この手のひらサイズで150W出力を実現
独自ユーティリティ「Synapse 2.0」により、マクロを実行できる
CPUには4コア/8スレッドのCore i7-4702HQ、GPUにはGeForce GTX 870Mを採用
Kevin Sather氏
Razer Bladeを掲げるSather氏
シャープのIGZOパネルを採用し、3,200×1,800ドットの576万画素を実現
従来モデルからバックライトを向上させ、輝度とコントラスト比を高めた
RetinaのMacBook Pro 13と比較しても高い解像度を実現
マルチタッチ対応のパネル
そのほかのディスプレイの特徴
独自設計の冷却システム
CPUとGPUはともにハイエンドモデルとなっている
競合製品との性能比較
内蔵バッテリの容量
競合製品(明らかにされなかったが、おそらくデルの「Alienware 14」と思われる)が40.1mmの厚みなのに対し、半分以下の17.8mmを実現
ローカライズされた日本語キーボードも特徴
主な仕様
価格と発売日。スライドでは298,000円となっているが、これは誤りで、実際は297,000円とのことだ

(劉 尭)