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ドコモ、全機種Android 4.4/Snapdragon搭載の夏モデル

Xperia A2 SO-04Fを手にする堀北真希さん
5月15日より順次発売

 株式会社NTTドコモは14日、2014年夏モデルを発表し、スマートフォン/タブレット/フィーチャーフォン/USBデータカード合計12モデルを5月15日より順次発売する。価格はオープンプライス。

 2014年夏モデルでは、上位のスマートフォンを中心に、国内で初めてVoLTEによる通話サービスに対応。通話音質改善、通話接続までの時間短縮、ビデオコールへの対応、通話中の高速データ転送をサポートした。また、スマートフォン7モデルは、災害などの非常時に動作する機能を最小限にする「非常用節電機能」を搭載。バッテリ残量15%の状態でも約3日間の待ち受けが可能という。

 このほか、従来から約1.25倍充電速度を高めた「急速充電2」、4K動画記録/再生対応機種の拡大、dアニメストアのH.265/HEVCフォーマットへの対応、全機種Android 4.4の搭載などを実現した。

スマートフォン

 スマートフォンは、Samsung製の「GALAXY S5 SC-04F」、ソニーモバイル製の「Xperia Z2 SO-03F」、「Xperia A2 SO-04F」、シャープ製の「AQUOS ZETA SH-04F」、「Disney mobile on docomo SH-05F」、富士通製の「ARROWS NX F-05F」、「らくらくスマートフォン3 F-06F」の7モデル。

 主な仕様、特徴および発売時期などは下表の通り。

GALAXY S5 SC-04Fと「GALAXY GEAR 2」(写真右)
本体背面
本体上部
本体右側面
本体底面
背面はディンプル加工されている
ホーム画面
設定画面はAndroid標準のメニュータイプではなく、Windowsのクラシックコントロールパネルを彷彿とさせるアイコンタイプとなった
Android 4.4.2を搭載
GALAXY GEAR 2を腕につけたところ。一般的な腕時計と大きさ的には大差ない
バックル部の仕上げも良い
通知や、通話履歴の閲覧が可能
GALAXY S5は3色展開
GALAXY S5の主な特徴
Xperia Z2 SO-03F
本体右側面にボタン類が集約されている
本体背面。質感は高い
本体左側面
本体上部にステレオミニジャックを装備
本体底面
設定画面は従来と同様
ランチャーは画面上部のみに表示されるようになり、デスクトップとシームレスになった
Xperia Z2は3色展開
4Kスローモーション対応カメラやデジタルノイズキャンセリング機能
Xperia A2 SO-04F
本体右側面。Z2と比較すると、ラウンドが目立つ
本体左側面
本体上部
本体底面
ホームなどで画面の左エッジから中央に向かってスワイプすると、独自メニューが現れる
Xperia A2は4色展開となる
AQUOS ZETA SH-04F。EDGESTを訴求
AQUOS ZETA SH-04F
EDGESTデザインの採用
Disney mobile on docomo SH-05F
本体背面
Disney mobile on docomo SH-05Fの概要
約3万のディズニーコンテンツが無料で利用可能
ARROWS NX F-05F
本体背面
本体右側面。非常にスッキリしている
本体左側面にボタンを集約
本体上部にステレオミニジャックを装備
こちらもGALAXYと同様、設定がアイコンベースとなっている
非常用節電機能をオンにした場合に利用できる機能
1,000cd/平方mの高輝度液晶で、直射日光下でも視認可能
従来モデルとの比較
ARROWS NXは3色展開
Super ATOK ULTIAS搭載
らくらくスマートフォン3 F-06F
本体背面
らくらくスマートフォン3の主な特徴
【表1】スマートフォン夏モデル主な仕様
端末 発売時期 SoC メモリ ストレージ 画面サイズ 重量 VoLTE 防水/防塵 特徴
SC-04F 5月15日 MSM8974AC(2.5GHz) 2GB 32GB 5.1型フルHD 約147g ○/○ 有機EL、高速オートフォーカス、Wi-Fi+LTE同時ダウンロード
SO-03F 5月21日 MSM8974AB(2.3GHz) 3GB 32GB 5.2型フルHD 約163g ○/○ 4K動画/スローモーション対応、デジタルノイズキャンセリング
SO-04F 6月中旬 MSM8974(2.2GHz) 2GB 16GB 4.3型HD 約138g × ○/○ 2,070万画素カメラ、小型サイズ
SH-04F 5月23日 MSM8974AB(2.3GHz) 2GB 32GB 5.4型フルHD 約154g ○/- 前面81%が画面のEDGEST、F1.9カメラ
SH-05F(Disney) 5月下旬 MSM8974(2.2GHz) 2GB 32GB 5型フルHD 約141g × ○/- シェイクでディズニーテーマ変更、3万件のディズニーコンテンツ
F-05F 5月下旬 MSM8974AB(2.3GHz) 2GB 32GB 5型フルHD 約159g ○/- Super ATOK ULTIAS、1,000cd/平方m高輝度画面
F-06F 8月 MSM8926(1.2GHz) 2GB 8GB 4.5型HD 約135g × ○/○ 原研哉デザイン、Super ATOK ULTIAS for らくらく搭載

タブレットとそのほか

 タブレットは、7型で世界最軽量233gを実現した「AQUOS PAD SH-06F」と、10.1型で世界最薄/最軽量を実現した「Xperia Z2 Tablet SO-05F」の2モデル。主な仕様、特徴および発売時期などは下表の通り。

【表1】タブレット夏モデル主な仕様
端末 発売時期 SoC メモリ ストレージ 画面サイズ 重量 VoLTE 防水/防塵 特徴
SH-06F 6月中旬 MSM8974AB(2.3GHz) 2GB 32GB 7型WUXGA 約233g ○/- 新書並サイズ、IGZO液晶搭載
SO-05F 6月下旬 MSM8974AB(2.3GHz) 3GB 32GB 10.1型WUXGA 約439g ○/○ ユニボディ採用、防水防塵、Bluetoothキーボードカバーオプション

 このほか、フィーチャーフォンとして「F-07F」、「SH-07F」、Xi対応USBデータカードとして「L-03F」を発売した。

Xperia Z2 Tablet SO-05F
本体上部
本体背面
カバー兼用のキーボードもオプションで用意
ホワイトとブラックの2色展開
AQUOS PAD SH-06F
本体右側面
本体上部
本体背面
本体底面
AQUOS PADは1色のみの展開
F-07FとSH-07F
会場に展示されたF-07F

LTE基地局を大幅拡大、10Gbpsの5Gも策定へ

加藤薫氏

 5月14日に都内で開かれた記者会見には、株式会社NTTドコモ 代表取締役社長の加藤薫氏が、新製品とサービスについて説明。

 4月に発表したVoLTEを見据えた料金プラン「カケホーダイ&パケあえる」を6月1日より提供開始するとともに、新料金の登場に合わせてさまざまなキャンペーンを展開していくこと、そして今回VoLTEに対応したスマートフォンを投入していくとした。

 日本で初めて開始するVoLTEサービスについては、コーデックの改善による通話音質の向上、呼び出しまでの時間短縮、通話中でもデータ通信速度の低下を抑える「高速マルチアクセス」、いわゆる“テレビ電話”を実現する「ビデオコール」などの機能を、デモを交えながら紹介した。

 新製品に共通する特徴としては、ユーザーの声を元に、さらに高速化した「急速充電2」、非常時に不要な機能をオフにして待機時間を増やす「非常用節電機能」の実装などを挙げた。

 また、新たに周辺機器ブランド「docomo select」を立ち上げ、フィットネス製品やnottv対応TVチューナ、ヘッドフォンやBluetoothスピーカーなどを展開していくとした。

4月に発表した料金プラン「カケホーダイ&パケあえる」
「カケホーダイ&パケあえる」の提供時期
新料金プランに合わせたキャンペーン展開
VoLTEサービスの特徴
従来の3G音声通話
VoLTEによる音声通話
3G音声通話とVoLTE音声通話の音質比較。従来は300Hzから3.4kHzまでだった
VoLTEでは50Hzから7kHzまでに対応し、声が聞き取りやすくなる
サプライズとして「リカちゃん」も登場した
VoLTEは電話をかけ始めてから応答するまでが高速である
通話中も高速なデータ通信が可能
ビデオコールも、通話中にシームレスに切り替えられる
今後のネットワークの進化
2014年夏モデルの展開
急速充電対応モデルと、非常用節電機能対応モデル
急速充電が進化し、残量15%から約1時間で92%まで充電可能
非常用節電機能
非常用節電機能を利用すると、残量15%になっても約3日の待ち受けが可能
docomo selectで取り扱うフィットネス製品
docomo selectで取り扱うnottv対応TVチューナ
そのほかのdocomo select取扱い製品
ニンテンドー 3DS向けのテザリング設定機能
ウィザード方式で3DSを接続可能。技術的にはWPSによる接続を行なう

 サービス面においては、音楽配信サービス「dヒッツ」、宅配サービス「dデリバリー」が好調の中、新たに月額400円で雑誌の記事が読める「dマガジン」サービスを開始する。dマガジンの独自機能としては、雑誌をまたいで指定ジャンルの記事だけが読める機能などを搭載した。

 また、アニメなどの動画の配信を行なう「dアニメストア」は、H.265/HEVCコーデックを採用し、これまでの約半分のファイルサイズとなることで、ダウンロード時間を短縮できるようになる。約50作品が6月末までに順次対応されるという。一方「dビデオ」でも、HD画質コンテンツを提供開始し、HDMIでTVなどへ大画面出力をした時の画質を改善した。

 これらの製品やサービスを支えるネットワークについては、LTE基地局を2014年度末までに、現在の55,300局から95,300局へ大幅に拡張する計画を明らかにした。またこのうち100Mbps以上対応の基地局も、2013年度末の3,500局から4万局程度に増やすとしている。

 さらに、2014年度の後半には、転送速度225Mbpsを実現する「LTE-Advanced」の実証実験および商用を開始する。加えて、10Gbps以上の転送速度を実現する5Gについても現在開発中であることを紹介した。

dマーケットの売上
dヒッツの好調
dデリバリーサービスの開始
新たに開始する「dマガジン」サービス
数種類の雑誌を月額400円で閲覧できる
雑誌をまたいで同一ジャンルの記事を読む機能を搭載
H.265/HEVCへの対応
LTE基地局の増設
今後のロードマップ

 発表会には、ドコモのCMに登場している渡辺謙さん、石原さとみさん、堀北真希さん、松坂桃李さんも招かれ、VoLTEへの期待や、新製品の特徴について語られた。

GALAXY S5を手にする渡辺謙さん。現在もGALAXYを使用中とのことで、新モデルの防塵防水に期待していた
石原さとみ。AQUOS ZETAのEDEGSTによる使いやすさを訴求していた
堀北真希さんはXperia A2を手にし、カラフルなカラーを気に入っていた
松坂桃李さんはARROWS NXの指紋認証によるセキュリティ性を気に入っていた
発表会に招かれたゲスト達

(劉 尭)