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Intel、Bay Trail-M/DをC0ステッピングに刷新

~クロック微増、QSVと乱数ジェネレータ対応に

写真はBay Trail-Tのダイ
会期:4月2日~3日

会場:Sheraton Shenzhen Futian Hotel

 中国深センで開かれたIDF14 Shenzhenで、低価格モバイル向けSoC「Bay Trail-M」と低価格デスクトップ向けSoC「Bay Trail-D」に関するアップデートが行なわれ、これまでのB2/B3ステッピングに代わり、C0ステッピングを出荷することが明らかになった。

 Bay Trail-MのC0ステッピングは、Pentium N3000シリーズでCPU/GPUの動作クロックが向上。またCeleron N2000シリーズはメモリ速度を1,066MHzから1,333MHzに引き上げ、一部SKUにおいてGPUクロックを高めた。

 また、WindowsとAndroid向けにI2CとeMMCインターフェイス、Android向けのSDIOインターフェイスによる無線LANカードや、ビデオエンコーダ「Quick Sync Video」と、乱数ジェネレータ「Secure Key」をサポートした。

 Intelは2月にBay Trail-MのB2/B3ステッピングの製造終了を発表していたが、これはC0ステッピングへの布石だった。4月4日現在、IntelのARK Homeで確認できる主要SKUは以下の通り。

SKUCeleron N2820Celeron N2830Celeron N2920Celeron N2930Pentium N3520Pentium N3530
出荷時期2013年/Q42014年/Q12013年/Q42014年/Q12013年/Q4
(製造終了)
2014年/Q1
動作クロック2.13GHz2.16GHz1.86GHz1.83GHz2.166GHz2.16GHz
Turbo Boostクロック2.39GHz2.41GHz2GHz2.16GHz2.42GHz2.58GHz
コア数24
キャッシュ1MB2MB
メモリ速度1,0661,3331,0661,333
GPUクロック313MHz
GPU最大クロック756MHz750MHz844MHz854MHz854MHz896MHz
Quick Sync Video×××
Secure Key×××

 Bay Trail-DもC0ステッピングに移行するが、SKUはPentium J2900とCeleron J1900/J1800を継続する。ただし、新たにQuick Sync Videoをサポートする。

Bay Trail-MのC0ステッピングのハイライト
Bay Trail-DのSKUは継続するが、新たにQSVをサポート

(劉 尭)