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JEDEC、400MB/secの転送速度に対応するeMMC 5.0規格を公開

~スマートフォンやタブレットのストレージ性能が2倍に

10月1日(米国時間)発表

 メモリの標準規格を策定している団体であるJEDECのSolid State Technology Associationは1日(米国時間)、Embedded MultiMediaCard(eMMC) Electrical Standard 5.0(eMMC 5.0)の仕様を公開した。

 eMMC 5.0では、HS400モードが追加され、これまでのeMMC 4.5のHS200に対して2倍となる400MB/secの転送速度に対応。また、フィールドファームウェア機能により、デバイスコントローラのファームウェアをアップデート可能になり、Device Health Report機能を使ってデバイスの寿命統計を収集したり、より安全にスリープ状態に移行するためのスリープ通知機能などが追加された。

 eMMCは主にスマートフォンなどでストレージとして採用されており、SATAインターフェイスを持たないAtomプロセッサ搭載機などにも採用されている。

(若杉 紀彦)