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ワコム、デジタイザ対応で本格的なグラフィックス制作が可能なWindows 8タブレット

~筆圧対応のiPad向けスタイラスペンも

Cintiq Companion
9月下旬 発売

直販価格:198,000~248,000円

 株式会社ワコムは、液晶ペンタブレット「Cintiq 13HD」のハードウェアに、Windows 8を組み込んだタブレットPC「Cintiq Comapnion」を同社Web直販限定で発売する。

 同時に発表されたAndroid版の「Cintiq Companion Hybrid」のWindows 8搭載版となるが、Android版では可能なデバイスとしての液晶ペンタブレットとしての利用は行なえず、製品単体での制作活動を想定した製品となる。

 Windows 8モデルのCintiq Companionは、SSD 256GB/Windows 8搭載の「DTH-W1300L/K0」、SSD 512GB/Windows 8 Pro搭載の「DTH-W1300H/K0」をラインナップ。直販価格は前者が198,000円、後者が248,000円。発売は9月下旬を予定している。

 Cintiq 13HDに由来する仕様は共通。ディスプレイはフルHD対応13.3型IPS液晶で、応答速度は25ms、輝度は210cd/平方m、コントラスト比は700:1、視野角は上下/左右各178度。

 電磁誘導方式のデジタイザペンは、分解能0.005mm、精度±0.5mm、読み取り可能高さ5mm、傾き検出±60レベル、筆圧レベル2,048レベル。静電結合方式のタッチ機能も搭載する。

 片側に上下対称のファンクションキー、リングキーなどを備えるほか、3段階(22/35/50度)に調整可能な着脱式スタンドを付属する。

 主な仕様はCPUにCore i7-3517U(1.9GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ8GB。インターフェイスはIEEE 802.11b/g/n無線LAN、Bluetooth 4.0、前面200万画素/背面800万画素カメラ、microSDカードスロット、USB 3.0×2、Mini DisplayPort出力、音声入出力。

 バッテリはリチウムポリマーで、容量は64.4Wh。駆動時間は7時間程度を想定している。本体サイズは375×248×17mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約1.8kg。

筆圧/傾き検出対応のiPad向けスタイラスペン

 このほか、iPad上で筆圧や傾きを使った描画が可能なスタイラスペン「Intuos Stylus Pen」も発表。発売は9月13日。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は9,800円前後の見込み。

 対応アプリ上で、最大2,048レベルの筆圧と、±45度の傾き検出が可能なスタイラスペン。外出先でラフイメージなどを描き、オフィスやスタジオのPCへ転送して仕上げを行なうといったスタイルを提案している。発表時点での対応アプリはワコム製の「Bamboo Paper」とAutodesk製の「SketchBook Pro」などが挙げられており、対応アプリは随時追加されるとしている。対応アプリ以外では通常のスタイラスペンとして利用可能。

 ペン本体はアルミ、グリップ部はソフトシリコン製。ペン先は交換可能な直径6mmのソフト伝導性ゴムを採用する。アルミ部の色が異なる2モデル(ブルー、ブラック)をラインナップする。

 対応製品は第3世代以降のiPadおよびiPad mini。接続はBluetooth 4.0。電源は単6電池×1本で、駆動時間は約150時間。

 本体サイズは10~14×135mm(直径×長さ)。重量は約25g。専用のペンケースが付属する。

Intuos Stylus Pen
ペン先は6mm
ケース収納時

【8月20日15時追記】製品情報などへのリンクを追記しました。

(多和田 新也)