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ワコム、筆圧対応のiPad用スタイラスペンなど

Bamboo Stylus duo

 株式会社ワコムは、筆圧に対応したiPad用スタイラスペンなど4製品を9月12日より順次発売する。価格はオープンプライス

Bamboo Stylus fineline

 「Bamboo Stylus fineline」はiPad mini/iPad(第3世代)/iPad Air上で1,024段階の筆圧感知を実現するスタイラス。税別直販価格は6,480円で、9月12日発売。

 先端は1.9mmで細かな描画を実現。iPadとはBluetooth 4.0で接続する。ペン先保護キャップが付属するほか、アプリケーションによってはアンドゥや消しゴムツールが選択できるサイドスイッチを装備。バッテリを内蔵しており、2時間のUSB充電で約26時間利用できるとしている。

 筆圧に対応するアプリは、「Bamboo Paper」、「Noteshelf」、「GoodReader」、「NotePlus」、「INKredible」、および「Autodesk Sketchbook Pro」、「Procreate」、「Artrage」など。SDKも公開しており、今後も対応アプリは増える見込み。

 本体色はグレー、シルバー、ブルー、オレンジ、ピンクの5色で、グレーとシルバー以外は直販専用となっている。

Bamboo Stylus fineline
Bamboo Stylus finelineのラインナップ展開
対応アプリケーション

Intuos Creative Stylus 2

 「Intuos Creative Stylus 2」は「Intuos Creative Stylus」の後継モデル。税別直販価格は8,480円で、10月3日発売。

 Bamboo Stylus finelineと同様にiPadで筆圧に対応。対応アプリやサイドボタンの装備、バッテリ駆動時間なども共通。筆圧は2,048段階と2倍だが、ペン先は2.9mmとやや太くなる。

 持ち運び用のペンケース、充電用USBケーブル、替え芯が付属する。本体色はブラック。

Intuos Creative Stylus 2
持ち運び用ケースやUSB充電ケーブル、替え芯が付属する
Intuos Creative Stylus 2の主な特徴

Bamboo Stylus solo/duo

 「Bamboo Stylus solo」、「Bamboo Stylus duo」は第3世代となるシンプルな静電容量式タッチパネル対応スタイラスペン。9月12日発売で、税別直販価格は前者が1,980円、後者が2,980円。

 ペン先に導電性繊維を採用し、従来から書き味と耐久性を向上させたという。ペン先は6mm。duoはタッチペンと逆側にボールペンを備えており、市販の替え芯を利用できる。

 本体色はグレー、シルバー、ブルー、オレンジ、ピンク、グリーンの6色が用意される。

Bamboo Stylus duo
Bamboo Stylus solo
duoは後部がボールペンとなっている
Bamboo Stylus solo/duoのラインナップ
今回投入される全ラインナップ

 5日に都内で開かれた製品発表会には、同社 ジャパン・アジア・パシフィック統括本部長 小見山茂樹氏が、製品投入の背景について語り、「我々は、ユーザーの記憶を可視化するものがペンであると考えており、ペンによって考えを可視化して、他人と共有し、さらに次の発想に……この繰り返しがクリエイティブそのものであると考えている。これをデジタルで推進していこうとしているのが我々ワコムの使命である。現時点では、我々はスマートデバイス用のタッチペンのリーダーではないのだが、今年(2014年)後半にかけて投入していくインクデータの標準化プラットフォーム『WILL』の投入により、異なるデバイス間/ユーザー間のデータ共有を可能にし、クリエイティブな環境をデジタルで提供するというビジョンを実現していきたい」と説明した。

小見山茂樹氏
ワコムのスローガン
マルチプラットフォーム対応の「WILL」で、インクデータの共通化を実現する
ペンとインク、紙は人間の記憶を可視化し、共有できるようにするためのツールである
Bamboo Stylus finelineやIntuos Creative Stylus 2を使い、外出先で手書きメモや作画ができることをデモした

(劉 尭)