ニュース
NVIDIA、2,880基のSPを持つワークステーション向け最上位GPU「Quadro K6000」
~モバイル向け新製品も一斉にリリース
(2013/7/24 13:43)
米NVIDIAは23日、米カリフォルニア州・アナハイムで開催中のSIGGRAPHに合わせて、ワークステーション向けグラフィックス「Quadro」シリーズの最上位モデルとなる「Quadro K6000」を発表した。
Quadro K6000はKeplerアーキテクチャの「GK110」コアを用いたワークステーション向けGPUで、SP(CUDAコア)は2,880基で、192基のSPを持つSMXをGK110のフルスペックとなる15ユニット持つことになり、コンシューマ向けの「GeForce TITAN」、HPC向けの「Tesla K20X」の2,688基(SMX 14ユニット)を上回る。単精度浮動小数点演算性能はTesla K20Xの3.95TFLOPSに対し、5.2TFLOPSとなる。TDPは225W
メモリはGDDR5を12GB搭載。メモリインターフェイスは384bitで、帯域幅は288GB/sec。ディスプレイ出力インターフェイスはDVI-I、DVI-D、DispayPort×2。最大4画面への同時出力に対応する。
また、同時にモバイルワークステーション向けのQuadroシリーズも一斉に発表。最上位モデルとなる「Quadro K5100M」を始め、「Quadro K4100M」、「Quadro K3100M」、「Quadro K2100M」、「Quadro K1100M」、「Quadro K610M」、「Quadro K510M」がラインナップされる。
従来モデルからSP数やメモリ帯域幅の強化が行なわれており、下位モデルを含めて前モデルでGDDR5を採用する。主な仕様は下記のとおり。
Quadro K5100M | Quadro K4100M | Quadro K3100M | |
SP | 1,536 | 1,152 | 768 |
メモリ | 8GB GDDR5 | 4GB GDDR5 | 4GB GDDR5 |
メモリインターフェイス | 256bit | ← | ← |
メモリ帯域幅 | 115.2GB/sec | 102.4GB/sec | ← |
TDP | 100W | ← | 75W |
Quadro K2100M | Quadro K1100M | Quadro K610M | Quadro K510M | |
SP | 576 | 384 | 192 | ← |
メモリ | 2GB GDDR5 | ← | 1GB GDDR5 | ← |
メモリインターフェイス | 128bit | ← | 64bit | ← |
メモリ帯域幅 | 48GB/sec | 44.8GB/sec | 20.8GB/sec | 19.2GB/sec |
TDP | 55W | 45W | 30W | ← |