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NEC、15.6型世界最薄Ultrabook「LaVie X」発表会を開催
(2012/12/18 15:20)
NECパーソナルコンピュータ株式会社は18日、15.6型で世界最薄を実現したUltrabook「LaVie X」の発表会を都内で開催した。
LaVie Xは、15.6型で世界最薄という厚さ12.8mm(突起部、バンプ部除く)のUltrabook。1,920×1,080ドット(フルHD)対応IPSパネルを採用し、重量は1.59kgとなっている。発売は12月27日、直販価格は129,780円から。詳細はニュース記事を参照されたい。
LaVie Zに続く世界一への挑戦
発表会では、同社 商品企画本部 本部長の栗山浩一氏が利用シーンを紹介。15.6型のA4ファイルサイズのノートPCは、主にデスクトップ代替の据え置きが多かったが、今回のLaVie Xで、メインマシンを持ち運ぶという提案をする。具体的には、オフィスでの打ち合わせ、移動先、枕元でもメインマシンを使えると訴求した。鞄に入れる際にも、今回の薄型化で簡単に入れられるとアピールした。
次に栗山氏は「LaVie Zに続く2番目の世界一への挑戦」だったというと世界最薄について解説。マザーボードは全部品で3.5mm以下の背の低いパーツを採用し、片面実装としたほか、マザーボードとリチウムポリマーバッテリを上下に並べ平面にすることで全体での薄型化を実現。さらに、LaVie Zでも採用していた同社が「井桁構造」と呼ぶ、筐体裏側からキーボードモジュールをネジで止める筐体一体型キーボードを用いた。これで通常のバスタブ構造のキーボードよりも1mm薄型化したという。
続いてデザイン面について、NECデザイン&プロモーション株式会社 デザイナーの山本桂氏がこだわりを紹介。山本氏はNECブランドのパーソナル製品のデザインを担当し、現行製品では、「LaVie S」や「VALUESTAR N」などを手掛けている。
今回のLaVie Xは、より薄く、シャープにするという考えからデザインしたという。NECではPCに対して高いレベルを要求する品質試験があるため、山本氏は「意地悪な落下試験などがある。これでは強度が持たないだろうと言われていた」と話したが、製品化にたどり着けたという。特に、閉じた状態の天板と本体が、シグマ(Σ)の形状で指がかかりやすくなるような配慮をアピール。天板には青みがかったシルバーの「ニュアンスカラー」を用いたほか、排気口および吸気口をヒンジ部分の背面に配置し、「底面も穴が無く、美しくかっこいいと思ってもらえるようなデザインにした」と強調した。