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LG、シネスコ29型/10点タッチ23型/セミプロ向け27型液晶の発表会を開催
（2012/12/6 00:00）
- 12月中旬より順次発売
- 価格：オープンプライス
LG Electronics Japan株式会社は、液晶ディスプレイ3機種を12月中旬より順次発売する。価格はオープンプライス。
今回発表したのは、シネマスコープサイズの29型「29EA93-P」、WQHDに対応しAdobe RGB色域99%を表現する27型セミプロ向け「27EA83-D」、Windows 8のマルチタッチに対応した23型「23ET83V-W」の3機種。全製品AH IPSパネルを採用したハイエンドモデルとなっている。スペックなどの詳細は関連記事を参照していただきたい。
会見の冒頭、LG Electronics Japanのセールス&マーケティング ディビジョン営業担当常務の李起旭氏が挨拶し、「当社の日本でのモニタビジネス歴は長い。直近ではゲーマー向け製品、エンターテイメント用途の製品を提供している。今回の新製品は、よりお客様の手に入りやすい価格で高品質な製品となっている。我々の考えるリアルを再現するモニタとするために、好発色のIPSパネルを採用し、映画館並のワイド画面を楽しんでもらえるモデル、Adobe RGB 99%の色域表現をもったセミプロ向けモデル、Windows 8対応タッチパネル型モデルを用意した。日本のお客様にとって新しいライフスタイルを提供できる製品となると確信している」と新製品投入の狙いを説明した。
続けて日本マイクロソフトの業務執行役員 コンシューマー&パートナーグループ・金古毅氏が登壇し、「Windows 8の最大の特徴がタッチ対応。今回の新製品の23ET83V-Wはまさに我々や多くの販売店の皆さんが待っていた製品。23型ということで、家庭でゲームを楽しむといった使い方をしてもらうことはもちろん、法人で受け付け用モニタとして使ってもらうなど幅広い使い方が期待できる。29型の29EA93-PもWindows 8認定の準備を進めていると聞いている。この製品もお客様の生産性を高める使い方ができる機種と期待している」とWindows 8用としての期待を述べた。
23型の23ET83V-W(店頭実売価格5万円前後)はWindows 8認証済みの10点マルチタッチ機能を持っている。ソフトを利用すれば10本指でピアノの演奏、複数人数でのゲーム、絵を描くといった用途で利用できる。
LG Electronics Japan株式会社 C.Eセールスグループ モニター営業担当 道山司氏は、「これまでの製品は2点タッチに留まっていたため、できることに限界があったが10点タッチになりピアノの演奏にモニタを利用するといった使い方が可能となった。また、USBケーブル1本でパソコンに接続できるので、Windows 8が即動作する製品となっている」とした。
29型シネスコサイズの29EA93-P(実売5万円前後)は、画面を最大4つまで分割できる「4-Screen Split」機能を搭載。BDタイトルなどで21:9型のシネスコサイズのものが増えてきたことに着目したパネルを採用した。
「シネスコサイズで収録されたソフトを再生する場合、従来は黒帯のレターボックスが出てしまっていた。新製品はその問題を解決し、7W+7Wステレオスピーカーを内蔵したことで、高音質で大画面映像を楽しんでもらえる。また、キャリブレーションソフトを付属し、別売りのキャリブレーションセンサーをつけることで、正確なキャリブレーションにも対応し、セミプロの方にも十分に楽しんでもたえる製品」(道山氏)。
MHL(Mobile High-Definition Link)に対応したスマートフォンとMHLケーブルで接続すれば、フルHDの動画、写真を再生することもできる。スマートフォン側の充電をしながら、大画面でゲームをプレイするといった使い方も可能だ。
なお、現在Windows 8認定申請中で、今後認定製品となる見込み。
27型の27EA83-D(店頭実売7万円前後)は、プロフェッショナルの現場で利用されるAdobe RGB色域を99%までカバーした高色域なハイエンドモデル。これまでsRGB相当の製品では再現が難しかった色を忠実に再現するという。
正確に色を再現するために、専用にチューンされたキャリブレーターと専用キャリブレーションソフトを搭載し、安定した画質調整が可能となっている。工場出荷時にキャリブレーションを行なっているため、初めての使用時に最適な状態で使用できる。
