三菱、スマホ対応のIPS 23型倍速補間液晶と3D液晶

RDT234WX-Z

11月28日 発売

価格:オープンプライス



 三菱電機株式会社は、IPSパネルの23型ワイド液晶ディスプレイ2機種を11月28日より発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は、秒間120コマの倍速補間を搭載する「RDT234WX-Z」が55,000円前後、偏光方式3D対応の「RDT234WX-3D」が53,000円前後の見込み。

RDT234WX-3D

 新機能として「スマホビュー」機能を搭載。スマートフォンからHDMIで入力して縦表示する際、横長の左右黒帯状態ではなく、縦に黒枠無しで表示できる。機種に合わせて縦横比を変更可能。RDT234WX-Zでは120コマ表示、RDT234WX-3Dでは3Dコンテンツの立体視に対応する。

 2画面表示機能はPinP、PoutPをサポートし、親画面DVI-Dと子画面HDMIをサポート。できない組み合わせはHDMI同士、またはミニD-Sub15ピンとD5端子。超解像技術などを搭載する専用LSI「ギガクリア・エンジンII」を継承し、子画面だけ超解像なども設定できる。画面サイズ設定は全画面、アスペクト比固定拡大、2倍ズーム、リアル(ドットバイドット)のほか、ポータブルゲーム機用のフル画面を用意する。

 共通仕様は、解像度1,920×1,080ドット(フルHD)、表示色数約1,677万色(約10億6,433万色中)、視野角が上下/左右ともに178度。パネルはIPS方式でバックライトは白色LED。インターフェイスはDVI-D、ミニD-Sub15ピン、HDMI×2、D5端子。リモコンが付属する。

 RDT234WX-Zは、応答速度5ms(中間色)、コントラスト比900:1(最大5,000:1)。表面処理はノングレア。スルーモード時の遅延は0.9フレーム(液晶パネルの遅延を除く)。スピーカーは3W+3W。本体サイズは546×230×453mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約5kg。

 RDT234WX-3Dは、透過率の高いパネルに変更。消費電力が従来のRDT233WX-3Dの48Wから37Wに低減したほか、応答速度が3.8ms(中間色)から3.2ms(同)へ高速化された。コントラスト比は1,000:1(最大8,000:1)。表面処理はハーフグレア。スルーモード時の遅延は0.1フレーム(同)。スピーカーは2W+2W。本体サイズは545×170×394mm(同)、重量は約5kg。

(2012年 11月 13日)

[Reported by 山田 幸治]