富士通は22日、企業向けノート「LIFEBOOK」、タブレット「STYLISTIC」、デスクトップ「ESPRIMO」、ワークステーション「CELSIUS」シリーズにWindows 8搭載モデルを追加するなど、12シリーズ23機種を一新し、11月上旬より順次出荷する。

　新ラインナップでは、Windows 8を選択可能なほか、AMD Z-60 APUを搭載した10.1型タブレット「STYLISTIC Q572/F」、Windows 8搭載防水タブレットとしては世界最薄の「ARROWS Tab Wi-Fi Q582/F」を追加。また、既存のコンバーチブル型タブレット「LIFEBOOK T」シリーズにIvy Bridgeを搭載し、軽量薄型化を図った。

　「STYLISTIC Q572/F」は国内初とみられるAMD Z-60 APUを搭載したWindows 8タブレット。11月下旬出荷予定で、最小構成価格は104,790円から。

　静電容量方式によるタッチパネルのほか、オプションのペンで電磁誘導方式によるペン入力にも対応。また、BTOではLTE(ドコモXi)による無線WAN、USB 2.0×3やEthrenetなどのインターフェイスを装備したポートリプリケータ/クレードル、TCG Ver.1.2準拠のTPMセキュリティチップなどを選択できる。

　最小構成は、メモリ2GB、AMD A68M FCH、64GB SSD、1,366×768ドット表示対応10.1型タッチ対応液晶ディスプレイ、OSにWindows 8 Pro(64bit)などを搭載する。BTOではこのほかメモリ4GB、暗号化機能付きの128GB SSD、Windows 7 Professional(32bit)、同64bit(Windows 8 Proダウングレード権)などが選択可能。

　インターフェイスは、SDカードスロット、USB 2.0×2、HDMI出力、IEEE 802.11a/b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0、スマートカードリーダ、指紋センサー、約92万画素インカメラ、約500万画素アウトカメラ(AF/ライト付き)、ステレオスピーカー、デュアルマイクなどを内蔵する。

　バッテリはリチウムポリマーで、駆動時間は約4.9～6時間(OSやWANの有無による)。本体サイズは273.5×176×13.6mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約748g。

　タブレットのARROWS Tab Wi-Fi Q582/Fはコンシューマ向けに発表されたモデルと同様、Atom Z2760(1.80GHz、ビデオ機能内蔵)を搭載し、薄さ9.9mm、重量約574gと、Windows 8搭載防水タブレットとしては世界最薄/最軽量ボディを実現。IPS液晶や最大約10.5時間のバッテリ駆動時間なども特徴としている。価格は104,790円から。

　コンバーチブル型のLIFEBOOK Tシリーズは、12.5型ワイドの「T732/F」と、13.3型ワイドの「T902/F」をラインナップ。Core i5-3220M(2.6GHz、ビデオ機能)を搭載し、価格は前者が301,350円から、後者が308,175円から。いずれも発売は11月上旬。

ARROWS Tab Wi-Fi Q582/F	LIFEBOOK T902/F

　このほか、12.1型～15.6型のノートや、セパレート/液晶一体型のデスクトップ、コンパクトワークステーション「CELSIUS J520」などでWindows 8搭載モデルをラインナップした。