株式会社東芝は25日、NANDフラッシュメモリを搭載する2.5インチハイブリッドHDDのサンプル出荷を開始した。容量1TBの「MQ01ABD100H」、750GBの「MQ01ABD075H」が用意される。
自己学習型のキャッシングアルゴリズムを採用し、システムからのデータアクセスの傾向を学習して、キャッシュメモリ(DRAM)、フラッシュメモリ(NAND)、HDDの特性に合わせてデータを配置し、システムからの読み出しが多いファイルをフラッシュメモリに保持する。NANDは容量8GB、32nmプロセス製造のSLCタイプを搭載する。
HDDの仕様は、回転数が5,400rpm、平均シーク時間が12ms、バッファ容量は32MiB。インターフェイスはSATA 6Gbps。騒音はアイドル時23dB、シーク時24dB。
本体サイズは69.85×100×95mm(幅×奥行き×高さ)、重量は112g。
(2012年 9月 25日)
[Reported by 山田 幸治]