ソニー、Ivy Bridgeを搭載したモバイルノート「VAIO S」シリーズ

VAIO Sシリーズ13P

6月9日より順次発売

価格:オープンプライス



 ソニーは、フラットな筐体のモバイルノートPC「VAIO S」シリーズの2012年夏モデルを6月9日より発売する。価格はオープンプライス。

 今回から名称が変更され、従来の「SA」シリーズにあたる13.3型のカスタマイズモデルが「Sシリーズ13P」、「SB」シリーズだった13.3型の店頭モデルは「Sシリーズ13」、「SE」シリーズだった15.5型モデルが「Sシリーズ15」となった。

 16型の「VAIO F」シリーズは無くなる。ノートPCのTV機能は、ネットワーク経由で視聴できる3波チューナ内蔵のメディアサーバー「nasne」との連携を進める。専用アプリケーション「VAIO TV with nasne」は、nasne発売(7月19日)に合わせてβ版を提供予定。フルHDの大画面ノートPCは、Sシリーズ15の役割になる。

 新モデルはIvy Bridgeを搭載し、GPUはRadeon HDからGeForceに変更。光学ドライブはこれまでのトレー式からスロットイン式に代わり、トレーの隙間が無くなることで本体の剛性も向上した。また、タッチパッドが大型のクリック式になり、面積は約1.5倍に広くなった。

 新機能として「Rapid Wake + ECO」を搭載。Rapid Wakeはすぐに再開できる機能、ECOはスリープ時の消費電力低減機能で、スリープ状態でも約3日でバッテリが切れてしまうことや、その際にデータが保持できないなどの問題を改善するために開発された。液晶を開くと高速に再開、閉じると作業状態を保存してデータの消失を防ぎ、スリープ状態のバッテリ持続日数も大幅に伸びたという。

 音質向上の機能として、モバイル機器などに搭載してきたスピーカーの音圧を強める「xLOUD」を追加し、自然な音声やクリアな音像の配置を実現するという「Clear Phase」や、サラウンド機能「Dolby Home Theater」を搭載。このほか、Webカメラに手をかざして動かすとメディア再生やIE9などを操作できるジェスチャーコントロール、電源OFF時のUSB給電に対応した。HDDプロテクションは、机に置く際の衝撃回避もサポートした。

●Sシリーズ13P/Sシリーズ13

 Sシリーズ13Pは、カーボン天板やマグネシウム底面を採用したカスタマイズ専用の上位モデル。1,600×900ドットの液晶ディスプレイを標準搭載し、6Gbps対応SSDを選択できる。1,600×900ドットのパネルは色再現性が向上した。最軽量時の重量は約1.53kg。

 CPUは、Core i7-3520M(2.90GHz)、Core i5-3320M(2.60GHz)/3210M(2.50GHz)の3種類、メモリは4GB〜12GB、GPUはGeForce GT 640M LEでビデオメモリが1GB/2GBの2種類。ストレージは128GB〜512GBのSSDまたは500GB〜1TBのHDD、光学ドライブはBD、BD-ROM/DVDコンボ、DVDスーパーマルチの3種、OS/ソフトウェア各種を用意。チップセットはIntel HM77 Express。

ブラック ガンメタリック ゴールド

 本体色も刷新され、ブラック、ガンメタリック、ゴールドの3色になった(従来はカーボンメッシュブラック、グロッシーブラウン、オールブラック、ライトシルバー)。また、ワイヤレスWANがLTEに対応した。

 バッテリ駆動時間は約7〜8.5時間。本体サイズは約331×224.6×22.8mm(幅×奥行き×高さ)。


 Sシリーズ13は、店頭モデルが用意されるスタンダードモデル。Sシリーズ13Pとの違いは、天板がマグネシウム、カスタマイズでSSDが選択できないことなど。

SVS13119GJB

 店頭の上位モデル「SVS13119GJB」は、Core i7-3520M(2.90GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ4GB、HDD 750GB、Intel HM76 Expressチップセット、GeForce GT 640M LE(1GB)、DVDスーパーマルチドライブ、1,366×768ドット表示対応13.3型ワイド液晶、Windows 7 Professional(SP1、64bit)、Office Home and Business 2010を搭載。

 ソニーのマルチメディア編集ツール「Imagination Studio Suite」、Adobeのレタッチソフト「Photoshop Elements 10」が付属する。店頭予想価格は15万円前後の見込み。

 下位モデルは「SVS13118FJB」(ブラック)、「SVS13118FJS」(シルバー)、「SVS13118FJP」(ピンク)の3色。

 SVS13119GJBからCPUをCore i5-3210M(2.50GHz、ビデオ機能内蔵)、HDDを640GB、OSをWindows 7 Home Premium(SP1、64bit)に変更し、GPU無しの構成。Photoshop Elementsは体験版。店頭予想価格は13万円前後の見込み。

SVS13118FJB SVS13118FJS SVS13118FJP

 インターフェイスはUSB 3.0×2、USB 2.0×1、Gigabit Ethernet、IEEE 802.11b/g/n無線LAN、WiMAX、Bluetooth 4.0、HDMI出力、ミニD-Sub15ピン、SDカードスロット、メモリースティックデュオスロット、131万画素Webカメラ、音声入出力などを備える。

 バッテリ駆動時間は、上位モデルが約7.5時間、下位モデルが約8時間。本体サイズは約331×224.6×23.9mm(同)。重量は約1.72kg。

 カスタマイズモデル「SVS1311AJ」は、1,600×900ドット液晶や、GPUの有無、メモリ/HDD容量、光学ドライブ、ソフトウェアなどを選択できる。

●Sシリーズ15

 Sシリーズ15は、1,920×1,080ドット(フルHD)表示対応15.5型IPS液晶を搭載。2012春モデルでは2モデルを展開していたが、今回は1モデルになった。本体色は「SVS15119FJB」(ブラック)、「SVS15119FJS」(シルバー)の2色。

 CPUがクアッドコアになり、「Imagination Studio Suite」、「Photoshop Elements 10」が標準で付属する。

SVS15119FJB SVS15119FJS

 主な仕様は、Core i7-3612QM(2.10GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ4GB、HDD 750GB、Intel HM77 Expressチップセット、GeForce GT 640M LE(2GB)、BDドライブ、15.5型フルHD液晶、Windows 7 Home Premium(SP1、64bit)、Office Home and Business 2010を搭載。店頭予想価格は17万円前後の見込み。

 インターフェイスはUSB 3.0×2、USB 2.0、Gigabit Ethernet、IEEE 802.11b/g/n無線LAN、WiMAX、Bluetooth 4.0、HDMI出力、ミニD-Sub15ピン、SDカードスロット、メモリースティックデュオスロット、131万画素Webカメラ、音声入出力などを備える。

 バッテリ駆動時間は約6時間。本体サイズは約380×255.4×23.9mm(同)、重量は約2kg。

 カスタマイズモデルは、新色ホワイトが追加され、ワイヤレスWANがLTEに対応。CPUや6Gbps対応SSD、メモリ容量、光学ドライブなどを選択できる。

Sシリーズ15 ホワイト

(2012年 6月 4日)

[Reported by 山田 幸治]