ソニー、2kgを切る15.5型フルHDノート「VAIO S(SE)」シリーズ
~Radeon HD 6000Mシリーズを標準搭載

VAIO S(SE)シリーズ

10月8日 発売

価格:オープンプライス



 ソニーは、フラットなデザインのノートPC「VAIO S」シリーズの15.5型モデル「SE」シリーズを2011年秋冬モデルとして10月8日より発売する。価格はオープンプライス。

 ドイツのIFA 2011で公開された製品の国内モデル。VAIO Sシリーズは、薄型フラット筐体の13.3型として「SB」シリーズ(店頭モデル)、「SA」シリーズ(カスタマイズモデル)が発売中だが、新たに高解像度/大型のディスプレイを搭載した「SE」シリーズが加わった。

 VAIO Sシリーズの特徴であるフラットかつ薄型を継承。厚さは最厚部で約24.5mm、重量は店頭モデルで約1.99kgと、15型クラスとして薄型/軽量を実現した。また、13.3型と同様に、底面全体に装着する増設バッテリや、本体のみでも増設バッテリを付けたままでも使用できるポートリプリケータを用意。このほか、プライバシーフィルタやキーボードウェア、本革キャリングケースのアクセサリも販売される。

拡張バッテリポートリプリケータプライバシーフィルタ
キーボードウェア ブラックキーボードウェア ホワイトキャリングケース

 薄さや軽さといった持ち運び面だけでなく、大型化による性能強化も実現。ディスプレイは1,920×1,080ドット(フルHD)表示対応15.5型ワイド液晶。広視野角タイプで、表面処理は映り込みと黒浮きが少ない低反射コート。グラフィックス機能はGPUにRadeon HD 6470M(512MB)を標準搭載し、CPU内蔵のIntel HD Graphics 3000とをスイッチで切り替えられる。キーボードはテンキー付きで、バックライトを内蔵する。

 店頭モデルは「VPCSE19FJ/B」の1モデル。店頭予想価格は15万円前後の見込み。

 主な仕様は、Core i5-2430M(2.40GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ4GB(オンボード、最大8GB)、HDD 750GB、Intel HM65 Expressチップセット、GPUにRadeon HD 6470M、DVDスーパーマルチドライブ、15.5型フルHD液晶、Windows 7 Home Premium(SP1、64bit)、Office Home and Business 2010を搭載。

 インターフェイスはUSB 3.0、USB 2.0×2、Gigabit Ethernet、IEEE 802.11b/g/n無線LAN、WiMAX、Bluetooth 2.1+EDR、HDMI出力、ミニD-Sub15ピン、SDカードスロット、メモリースティックデュオスロット、31万画素Webカメラ、指紋センサー、音声入出力などを備える。

 バッテリ駆動時間は約6.5時間。拡張バッテリ装着時は約13時間。本体サイズは約380×255.9×24.5mm(幅×奥行き×高さ)。

 カスタマイズモデル「VPCSE1AJ」では、上位CPU/GPU、1TBクアッドSSDなどの構成を用意。最小構成の価格は95,800円。本体色はブラック、シルバーの2色。Radeon HD 6630M(1GB)選択時はチップセットがHM67になる。SSDを選択した最軽量時は約1.87kg。

 また、Blu-ray Discドライブを搭載すると、裸眼3D立体視のパネル「VGP-FL3D15A」を使用できる。発売は10月22日、直販価格は12,800円。内蔵Webカメラで顔の位置を認識し、最適な立体映像に調節する機能を持つ。対応する3Dコンテンツは、Blu-ray 3D、MPO形式の写真。

シルバーVAIO S(SE) BDモデル用3Dパネル

(2011年 9月 27日)

[Reported by 山田 幸治]