日本サムスン、Microsoft Surface 2.0搭載テーブル型PC「SUR40」をデモ

SUR40

5月より順次発売
価格:オープンプライス



宮田隆氏

 日本サムスン株式会社は、MicrosoftのSurface 2.0に対応したテーブル型PC「SUR40」を、日本国内において2012年5月より順次発売する。価格はオープンプライス。

 3月1日に都内で開かれた製品説明会では、日本サムスン チーム長/部長・DMAチームの宮田隆氏が、製品の仕様や特徴などについて解説を行なった。

 Surface 2.0は、Microsoftが開発した、Windowsを含むテーブル型コンピュータ用のアプリケーション開発のプラットフォーム。ナチュラルユーザーインターフェイス(NUI)をベースに、52点対応のマルチタッチパネルによるマルチユーザーの操作、オブジェクト認識機能などを備える。

 SUR40は、このSurface 2.0に対応したテーブル型のPC。PC部の主な仕様は、CPUにAthlon II X2 245e(2.90GHz)、メモリ4GB、320GB HDD、GPUにRadeon HD 6750M(1GB)、OSにWindows 7 Professional(64bit/英語版/日本語表示対応)などを搭載する。

 液晶は1,920×1,080ドット(フルHD)対応の40型で、LEDバックライトを採用。応答速度は8ms、コントラスト比は2,000:1、輝度が300cd/平方m、視野角は上下/左右ともに178度となっている。


Surfaceの定義とSUR40の定義の違い Surface初代からの進化 SUR40の特徴

 オブジェクトの認識やマルチタッチを実現するために、液晶の8画素のうち1画素は赤外線センサーとなっている。液晶のバックライトから発する赤外線を利用し、上部に置かれたオブジェクトの反射をこの赤外線センサーで検出する仕組みとなっている。この仕組みを、MicrosoftおよびSamsungは「PixelSense」と名付けている。

 PixelSenseの優位性を発揮するために、特殊ドットのパターンである“タグ”を認識できる仕組みが用意されている。いわゆる2次元バーコードで、8bitのデータを記録できる。これの仕組みによりドットパターンを駆使したアプリケーションソフトの開発を容易に実現できるとしている。

 また、耐衝撃性/耐加圧/耐傷性を高めるために、スマートフォンでも多数採用されお馴染みのCorningの「Gorilla Glass」を採用。宮田氏によれば、これは世界最大級のGorilla Glassになるという。

 ベースの技術がWindows 7 PCであるため、4基のUSBポートを備え、各種外部周辺機器と容易に接続できる。また、IEEE 802.11b/g/n対応無線LAN、Bluetooth、有線LAN、HDMI出力など、インターフェイスも充実させた。

SUR40の主な仕様 液晶とセンサーの仕組み オブジェクト認識とタグ認識
底面にタグをつけることで、さまざまなオブジェクトを分別できる HDMIを通してTVと接続しているところ

 想定される用途として、宮田氏は、広報やプランニングにおけるデジタルサイネージ、規格/開発やコンサルティング業務におけるコラボレーションツール、学習/情報検索などの教育向けツール、顧客対面をメインとした販売業務、ゲーム/娯楽施設におけるシステム、そして一般ユーザー間のコミュニケーションツールなどを挙げた。

 また、ハードウェアの製造および販売を日本サムスンが、ソフトウェアおよびSDK/サポートの提供を日本マイクロソフトが担当し、開発パートナーによるアプリケーションソフトのコンサルティングや開発を行なうことで、実際の企業に導入した際に業務効率向上/顧客満足度向上に結びつけるという、一環のエコシステムを構築していきたいとした。

想定されるシーン エコシステムの構築

 Surface技術を使って実際に旅行店向けのアプリケーションを制作した、株式会社セカンドファクトリーの有馬正人氏もゲストとして呼ばれ、デモを行なった。デモでは旅行代理店での利用を想定し、顧客がSUR40を使ってマルチタッチを駆使しながら旅行スケジュールを建てるというシーンが披露された。

 NUIで直感的に写真や解説を見ながら旅行スケジュールを組むことで、「パンフレットを見て決めるという、なんとなく事務的な作業から解放され、楽しくスケジュールが組み立てられる」という。オブジェクト認識を駆使した観光地紹介や決済方法など、随所に工夫も見られた。

有馬正人氏 Surface 2のデモ 旅行スケジュールを立てるアプリ

 有馬正人氏は、「開発パートナーからしてみれば、今まで使い慣れたWindows用開発ツールでプログラミングできるのが最大のメリット。会社業務におけるコラボレーション、ホテルやカジノなどにおけるエンターテインメントツール、学校や図書館などにおける教育ツールとして、さまざまな分野での活躍が期待できる」とした。

Surface2の特徴 Windowsプラットフォームの強み
【動画】Surface 2を操作しているところ

(2012年 3月 1日)

[Reported by 劉 尭]