HP、ハードウェアの不振で2012年第1四半期は大幅減益

2月22日(現地時間)発表



 米Hewlett-Packard(HP)は22日、2012年度第1四半期(2011年11月~2012年1月)の決算を発表した。これによると、売上高は前年同期比7%減の300億ドル、米国会計基準に基づく純利益は同44%減の15億ドル、1株あたり利益は同38%減の0.73ドル、と減収減益となった。

 主な要因は、ハードウェア事業の不振で、特にコンシューマ向けの出荷/売上が落ち込んだ。具体的に、Personal Systems Groupの企業向けクライアントの売上高は同7%減、コンシューマ向けクライアントの売上高は同25%減、Imaging and Printing Groupの企業向けは同5%減、コンシューマ向けは15%減だった。また、Enterprise Servers, Storage and Networkingの売上高も10%減少している。

 一方、ソフトウェアや金融サービスは2桁成長となっている。

(2012年 2月 23日)

[Reported by 若杉 紀彦]