NECアクセステクニカ、連続10時間駆動のモバイルWiMAXルーター
~据え置きタイプの新モデルも

AtermWM3600R

2月上旬 発売

価格:オープンプライス



 NECとNECアクセステクニカ株式会社は、WiMAX/Wi-Fi対応ルーター2製品を2月上旬より発売する。価格はオープンプライス。

 「AtermWM3600R」は、バッテリ内蔵の持ち運びタイプ。本体色はシルバー、ブラック、ピンクの3色が用意される。店頭予想価格は18,000円前後の見込み。

 新機能としてモバイルWiMAXルーターとして初という公衆無線LANに対応。BBモバイル、UQ Wi-Fi、Wi2、ホットスポットといった公衆無線LANサービスとWiMAX回線をエリアに応じて自動で切り替えられる。また、無線LAN接続先の設定も可能で、自宅や会社のアクセスポイントを登録できる。接続先はLEDの色で見分けられ、緑色がWiMAX、橙色が公衆無線LANとなる。

 WiMAXは従来製品から約2倍のハイパワーという最終出力28dBmを実現。また、上りの64QAM方式(最大15.4Mbps)をサポートする。

 連続通信時間で約10時間、待ち受け約25時間のバッテリ駆動に対応。休止状態では約170時間の連続待機が可能で、休止状態からの起動は約15秒で接続可能になるという。PCのUSBや、エネループモバイルブースターからの給電にも対応する。

 PCやスマートフォンから、AtermWM3600Rの電波強度、電池残量の確認、接続先や休止状態への切り替えが行なえるアプリケーションを用意。対応OSはWindows XP/Vista/7、Mac OS X、iOS、Android。また、無線LAN接続設定「らくらく無線スタート」およびWPSに対応する。

 無線LANはIEEE 802.11b/g/n(最大150Mbps)をサポート。同時接続は12台。インターフェイスは充電用MicroUSBとクレードル用端子を装備。オプションのクレードル「PA-WM06C」(3,000円前後)は、AtermWM3600Rの充電機能と有線LAN機器を接続可能なEthernetを備える。

 本体サイズは95×70×12.8mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約110g。

AtermWM3450RN

 「AtermWM3450RN」は、据え置きタイプの製品。店頭予想価格は18,000円前後の見込み。

 通信機能はWAN側WiMAXのほか、LAN側にIEEE 802.11b/g/n無線LAN(最大150Mbps)、有線LAN(100BASE-TX)を2ポート装備。従来機種「AtermWM3400RN」から有線LANが1ポート追加された。最終出力は28dBm。

 電源はACアダプタ。本体サイズは89×28.5×100mm(同)、重量は130g。らくらく無線スタートや壁掛けに対応する。

(2012年 1月 24日)

[Reported by 山田 幸治]