Western Digital、2012年第2四半期はHDD出荷台数減で大幅減収

1月23日(現地時間)発表



 米Western Digitalは23日(現地時間)、2012年第2四半期(10月~12月)の決算を発表した。これによると、タイで発生した洪水に伴う製造工場の被害で、HDD出荷台数が前年同期の5,220万台から2,850万台へと半数近くに激減し、売上高も25億ドルから20億ドルへ落ち込んだ。

 純利益も前年同期の2億2,500万ドルから1億4,500万ドルに減っているが、これは洪水被害の復旧費用1億9,900万ドルと、HGSTの買収にかかる費用1,400万ドルを計上しているためで、これらを除いた純利益は3億5,800万ドルとなる。1株あたり利益は0.61ドル。

 同社は現在も、工場の復旧作業を行なっており、2011年10月から操業を停止していたスライダーの製造を昨日から再開するなど、着実な進捗を見せているが、洪水以前の状態への復旧は第4四半期(7月~9月)中になると見込んでいる。

(2012年 1月 24日)

[Reported by 若杉 紀彦]