エプソン、実売6万円を切るWXGA+HDMIプロジェクター「EH-TW400」
~ゲーム専用モードも用意

「EH-TW400」

2012年2月2日 発売
価格:オープンプライス



 エプソンは、ビジネス用途と個人用途を兼ねた低価格のプロジェクター「EH-TW400」を2012年2月2日に発売する。価格はオープンプライス、直販サイトでは59,980円を予定している。

 1,280×800ドット0.59型液晶パネルを採用した3LCDプロジェクター。小規模な企業や個人事業主のほか、個人が家庭で使用することも想定している。エプソンのプロジェクターは、ビジネス市場向けのオフィリオ(型番がEBで始まる)と、個人市場向けのドリーミオ(EH型番)の2つがあるが、この製品はビジネス用途をにらみながら、型番はEHで始まっており、家庭用を意識していることがわかる。

 発表会場では、「ホームシアター向け製品の画質には届いていないが、今までのビジネス向け製品とは異なり、映画やゲームを見る際の画質を意識している」と説明された。

 会場でのデモは、Xbox 360とKinectを利用したゴルフゲームで行なわれ、大画面によるゲームの楽しさを訴求していた。 EH-TW400本体も「ゲームモード」を備えており、「明るく、豊かな色彩で、ゲーム映像の美しさをダイナミックに再現」するという。

デモはXbox 360+Kinectを接続して行なわれた大きなゲーム画面は迫力がある

 ゲームモード以外のプリセットモードは、部屋の明るさに合わせた「ダイナミック」「リビング」「シネマ」の3つがある。

 コントラストは3,000:1、輝度は2,600ルーメン。100インチ時の投写距離は2.81~3.38m。スクリーンに対して斜め横からの投写時に画像を修正する「ピタッと補正機能」を搭載する。

 入力端子は、HDMI×1、アナログRGB(D-Sub15ピン)×1、S映像×1、コンポジット×1、アナログ音声(RCA)×1。USB端子も備えており、PCからUSBディスプレイとしても利用できる。

 スピーカー出力は2W。外形寸法は295×228×77mm(幅×奥行×高さ)、重量は約2.3kg。

10万円以下の市場では、85%がビジネスだが、ビジネスとホーム共有という人も15%いる高画質で低価格な製品を投入することで、プロジェクター市場の裾野を広げる

(2011年 12月 15日)

[Reported by 伊達 浩二]