エプソンは、iPhoneやiPadなどのiOS向けのプロジェクター接続アプリ「Epson iProjection」を1月5日に無償公開する。対応OSはiOS 4.2以上で、iOS 5でも動作確認済み。
Epson iProjectionは、iOS機器とプロジェクター間を無線LANでつないで画像を投影する。無線LANはインフラストラクチャモードとアドホックモードの両方に対応しており、出先などでも比較的簡単にセットアップできる。
iProjectionの動作イメージ | プリンタのiPrintと同じように、スマートフォンに対応する | 無線LANはインフラストラクチャモードとアドホックモードの両方に対応する |
対応するファイル形式はMicrosoft Word/Excel/PowerPoint、Keynote、PDFなどのドキュメントファイルと、JPEG/PNGの画像ファイル。なお、PowerPointファイルについては埋め込まれた動画が再生できないなどの制限がある。
また、アプリからは、映像ソースの切り換えや、ミュートや音量調整などの基本操作がアプリから行なえ、iPhoneなどをプロジェクターのリモコンとして使用できる。
対応プロジェクターは、同社のオフィリオシリーズプロジェクター30機種で、機種によってはオプションの無線LANユニットが必要となる。
発表会場では、iPadからExcelファイルや画像データを表示するデモが行なわれた。開発のきっかけは、iPadと薄型のプロジェクターをHDMIケーブルでつないでプレゼンテーションを行なうユーザーが増え、無線でつなげないかという要望を受けたことにあるという。
なお、Android版については、質疑応答の際に「やるかやらないかも含めて検討中」と回答された。
iProjectionの操作画面。カメラロールから画像を選んでいる | Excelのファイルを開き、向こうの画面に表示している | iProjectionの説明パネル |
(2011年 12月 15日)
[Reported by 伊達 浩二]