KDDI株式会社、沖縄セルラー電話株式会社は、最薄部の厚さ6.7mmのハイエンドスマートフォン「ARROWS ES IS12F」を2012年1月上旬より発売する。
富士通東芝モバイルコミュニケーションズ製の端末。CPUにQualcomm Snapdragon MSM8655 1.4GHzを搭載し、擦り傷や衝撃に強いCorning製Gorilla Glassや、塗装が剥がれにくく傷がつきにくい「ウルトラタフガード」コーティングを採用しながらも、最薄部で6.7mmという薄型を実現した。
ディスプレイは解像度480×800ドット表示対応4型有機ELのNEW AMOLEDを採用。それだけでも従来の液晶に比べ、コントラスト比は10万:1、応答速度は0.2msとそれぞれ100倍近く高性能だが、超解像技術、フレーム補間、諧調感復元、3次元ノイズ除去、自動画質調整などの独自機能を加え、画質を高めている。また、「指に吸い付くように」タッチ操作できるという操作感を実現した。
このほか、メモリは512MB、ストレージは1GB、OSはAndroid 2.3で、おサイフケータイ、ワンセグ、赤外線通信といった国内向け機能も搭載。本体サイズは約64×127×6.7~8.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約105g。本体色はルビーレッドとグロスブラック。IPX5/IPX8等級の防水仕様となっている。
バッテリ容量は1,400mAhで、連続通話時間は約400分、待ち受け時間は約330時間。インターフェイスはmicroSDカードスロット、microUSB、500万画素背面カメラ、IEEE 802.11b/g/n無線LAN、GPS、モーションセンサー、Bluetoothなどを装備する。日本語入力システムはATOKだが、ソフトキーボードの上で絵文字を含めた手書き入力も可能となっている。
正面 | 上面 | 下面 |
右側面 | 左側面 | 背面 |
厚さは6.7mmだが、堅牢性も確保 | ディスプレイは有機EL | おサイフケータイなどの国内機能も搭載 |
5日に行なわれた製品発表会では、先に発表された「ARROWS Z ISW11F」の新CMが公開され、出演者である俳優の三浦春馬さんも登場した。ARROWS Zの感想として三浦さんは、操作がスムーズで気持ちいい。WiMAXも高速なので、ストレスがなく、検索に時間がかかって行動意欲が削がれることがない。入浴時に携帯電話で音楽を聴く習慣があるので、防水なのはとてもありがたいなどと語った。
三浦春馬さん | 富士通東芝モバイルコミュニケーションズ代表取締役社長の大谷信雄氏(右)、取締役副社長の木原茂氏(左)との記念撮影 |
(2011年 12月 5日)
[Reported by 若杉 紀彦]