バルセロナスパコンセンター、Tegra+CUDA GPUのスパコンを開発
~15~30倍の電力効率でエクサスケールを目標

11月14日(米国時間)発表



 米NVIDIAは14日、スペインのバルセロナスーパーコンピュータセンターがTegra CPUとCUDA GPUを組み合わせたスパコンを開発中であることを発表した。

 現在のスパコンにおいて、消費電力の4割はCPUが消費している。それを低消費電力なARMベースのTegraに置き換えることで、現在のスパコンアーキテクチャより消費電力を15~30分の1に減らしつつ、現在世界一の京より100倍高速な、エクサスケールのシステム構築を目指す。

 こういった動きを支援するため、NVIDIAでは、Tegra 3とCUDA GPUを組み合わせたSECO製開発キットを2012年上半期より提供開始する。

(2011年 11月 15日)

[Reported by 若杉 紀彦]