台湾Acerは3月31日(現地時間)、最高経営責任者(CEO)兼社長であるジャンフランコ・ランチ氏が同日付けで退職したと発表した。
退職の理由について同社では、ランチ氏は同社の今後の発展に関して、役員会の大多数と異なる意見を提示し、その後数カ月に及ぶ議論の末、同意にたどり着けなかったためと述べている。
ランチ氏の退職はすでに役員会で承認を得ており、会長であるJ. T. Wang氏が暫定的にランチ氏のポストを兼任する。
リリース中でWang氏は、「我々の事業の中核はPCであり、中でもビジネス向けPCに注力するが、同時に新しいモバイル端末市場にも参入する。そのために当社は調整を行なう時間が必要で、起業家の精神を持って、新しい課題に対峙し、自信を持って将来に望みたい」と述べている。
(2011年 4月 1日)
[Reported by 若杉 紀彦]