カシオ計算機は、キーボード下の手書き入力部分の液晶もカラー化した、ツインカラー液晶搭載電子辞書15機種を発表した。1月21日より順次発売される。価格はオープンプライス。
手書き入力部分のサブ液晶をカラー化することで、見やすさと表現力を強化した。メイン液晶は5.3型タッチパネルで528×320ドット、サブ液晶は2.6型タッチパネルで240×96ドット。
筐体も一新され、本体サイズは148×105.5×17.0~19.7mm、重量は約300g。電源は単3形アルカリ乾電池または、eneloop/充電式EVOLTAが2本。電池寿命はアルカリ乾電池で約130時間としている。
細かいところでは、USBコネクタがMicroUSBに変更された。また、ユーザーエリアが100MBに拡張されている。
また、総合モデルと学生モデルの一部に、テクスチャータイプの外装を採用した。従来の光沢タイプに対し、汚れが目立ちにくく、裏面も同様の仕上げのため、より本に近い感覚で縦位置で使用できるという。
コンテンツ数は、総合5モデルが100~150、学生2モデルが110~130、外国語8モデルが69~130。外国語モデルは、英/独/仏/中/伊/西/韓国/露が用意される。
一般的なコンテンツ以外にも、クラシック名曲1,000フレーズと、日本・世界名作小説1,000本が収録される。また、電子図鑑収録モデルでは、画像の色などから検索できる画像検索機能が搭載された。
店頭予想価格は総合モデルの上位機種「XD-B10000」が6万円前後、ビジネスモデル「XD-B8500」が3万円台後半。学生モデルが3万円台半ば、外国語モデル各機種が4万円台半ばの見込み。
最上位機種「XD-B10000」 |
テクスチャータイプの外装例 |
(2011年 1月 12日)
[Reported by 伊達 浩二]