12月18日、19日の2日間、マイクロソフトのオンラインサービス「Windows Live」のアドバイザーである「マイクロまいこ」さん、「Microsoft Office 2010」のプロモーション担当の「冴子 2010」が登場し、店頭デモを行なった。
●マイクロまいこ18日、ビックカメラ新宿西口店で行なわれたマイクロまいこさんのデモでは、Windows Liveのアドバイザーらしく、滑らかな口調でその機能を紹介した。
登場したまいこさんは、お馴染みの白いシャツに黒のスカートという姿ではなく、赤いサンタクロース風の衣装。「今回の店頭デモを行なうにあたり、Twitterのフォロワーの皆さんにどんな衣装を着たらいいか調査しました。その結果、この衣装になりました」と語った。
デモをスタートすると、まずWindows 7について触れ、「発売から1年で、全世界で2億4,000万本を出荷しました。これは1秒あたり7本が出荷されている計算になります!」と絶好調な出荷ぶりを披露。デモを見ているお客さんに、「Windows 7搭載PCをお持ちの方はいらっしゃいますか?」と訊ねると、手を挙げるお客さんも多く、Windows 7の浸透ぶりをうかがわせた。
来場者には、もれなくマイクロまいこ名刺とメモパッドをプレゼント | Windows 7は、発売から1年間で2億4,000万本を出荷 |
Windows Liveアドバイザーであるマイクロまいこさん |
それを受け、「Windows Liveは、Windows 7をお使いの方がPCをより一層便利に使うことができます。30以上のアプリケーションを無料で利用することが可能で、『こんなことができたらいいなあ』と思うことを実現します」とアピールした。
そしてWindows Liveの代表的な機能のいくつかを活用するデモンストレーションを実施した。
年末にはつきものの年賀状作成にあたり、1年間撮りためておいた写真を整理するためのアプリケーション「Windowsフォトギャラリー」を使い、人物にタグをつけて、人物識別を行なう機能を紹介。人物にタグをつけて記録をすることで、識別機能によってタグがついていない写真の中から、タグの人物と似た人を選んでくるので、大量の写真の中から該当者だけを選び出すことができる。
「デモではだいき君というかわいい男の子にタグをつけて、保存されている写真の中から、『これはだいき君ですか?』とだいき君の写真を自動的に検出します」とまいこさんがデモをすると、デモを見ていた人からは、「へぇ!」と関心の声が漏れた。
Windows Liveで提供されている機能を利用すれば、撮りためた写真に「人物タグ」を登録することで、その写真が誰かを判別することができる | 自動的に顔を判別して、該当すると思われる同一人物の写真を選び出し、それを一気に人物タグ登録することが可能に | だいき君の写真にご飯粒がついていた場合は修正も可能 |
マイクロまいこさんがお客様の前でだいき君の顔写真についたご飯粒を消してみせる | 表情豊かにWindows Liveの特徴的なアプリケーションを紹介していくマイクロまいこさん |
複数枚写真を撮影した場合、よりよい顔を選び出して合成写真にすることも簡単にできることを紹介 |
その後、複数枚撮影した集合写真を合成し、目をつぶっている人や別な方向を向いている人のよりよい表情のものを選び出して、写っている全員がベストショットにしたり、10GB分の写真を1通のメールで送ることができるWindows フォトメールを紹介。いずれも実践的で、PCやデジカメを利用している人にとっては便利さを実感できる機能ばかりであるため、デモを聞いているうちに店員に質問をするお客さんもいた。
いずれの機能もよどみなく流暢な口調でデモを終えたマイクロまいこさん。最後にじゃんけん大会を行ない、じゃんけんに勝った人に記念のプレゼントを終えてデモを終了した。
「撮影した写真は、10GB分の写真が一挙に送れるフォトメールを」とアピール | フォトメールの写真配置を波形にするといった装飾も可能 | デモの合間にはWindows Liveポーズ |
Twitterでのフォローや、まいこさんが活躍するサイト「Happy Win道ズ」もアピール | 最後にはじゃんけん大会 |
●冴子 2010
同じ18日、ヨドバシカメラ新宿西口本店では、「Microsoft Office 2010」のプロモーションを担当する冴子 2010が登場し、Office 2010をアピールした。
冒頭、デモコーナーの女性から、「それでは今日のスペシャルゲストです!」と紹介の後、冴子 2010登場と思いきや、登場したのは冴子 2010の上司でもあるマイクロソフト インフォメーションワーカービジネス本部 エクゼクティブプロダクトマネージャー 飯島圭一氏。
本人もお客さんが冴子 2010を待っていたことを察知していたようで、「冴子先生登場と思いきや、すいません」と挨拶。Office 2010のコンセプトとして、「これまでのOfficeの歴史の中で初めてクラウド時代のOfficeです」とクラウドを強く意識した商品であることを強調した。
その説明を終えると、「それでは皆さん、お待たせしました」と冴子 2010を紹介。登場した冴子 2010は、いつものオレンジ色の衣装だが、クリスマスを意識してサンタ帽子を被っているクリスマス仕様。
「スペシャルゲストの登場です」との紹介で登場したのは冴子 2010ならぬ、フィクサーであるマイクロソフト 飯島圭一氏 | 冴子 2010紹介の前に、Office 2010を紹介。「Officeの歴史の中で初めて登場したクラウド時代のOffice」 | フィクサーと冴子 2010、久々の2ショット |
冴子 2010 | サンタ帽子でクリスマス感を演出した冴子 2010 | 会場で配布された冴子 2010名刺 |
飯島氏から、11月の復活後は毎日オンラインで公開しているOffice 2010のTIPSビデオを見て、2011年6月末までに「いいね!」と言ってくれる人が20,010人にすることを目標に活動していることを紹介されると、「頑張ってます!」と笑顔で挨拶した。
すっかりデモが上手になった冴子 2010は、PowerPointを使って画像の編集機能を紹介 |
その後、冴子 2010もお気に入りだというPowerPointを使って行なう写真の編集機能をデモした。
「デジタルカメラを使って撮影した写真が、簡単に楽しく編集できます」と、暗く写ってしまった写真を修整する作業を披露。「修正したいものにカーソルを合わせると、大きな画面でも効果がプレビューされるのでわかりやすいです!」とよどみない口調で、デモを行なった。
その後、明るさの修正を行なった写真に影を強調したり、スケッチ風に加工するといった機能も実演。ミスもないデモぶりは、以前の冴子 2010のデモに比べると大幅に上達したことを伺わせた。
ちょっと暗めに写った写真も、カーソルを合わせるだけで大画面も修正画像のプレビューができる機能を使って一瞬にして適正な明るさに修正が可能 | ||
さらに影を強調したり、スケッチ風に加工することも可能 | 滑らかな口調で滞りなく、写真修正プレゼンを進める冴子 2010 |
写真修正後は、人物写真の背景を透過し、他の画像の上に重ね合わせる機能を紹介。「この機能を使えば、行っていないハワイに行ったような写真が作れますね?」と飯島氏にふられると、「できます!」と冴子 2010は断言。とはいえ、行っていないハワイに行ったことがあるような写真を作成する必要があるのだろうか……。
さらに、「新機能として、今、流行の3D写真を作ることもできるんですよ!」と飯島氏がデモして見せたのは、写真を何枚も重ねて作った手作り感あふれる3D写真。それを見た観客からはかすかな笑いが起こった。
背景を透過し、他の画像と合わせて修正することも簡単に | ||
「これで行っていないハワイに行ったという写真も作れますね」と飯島フィクサーのふりに、「ハイ!」と明るく冴子 2010。偽造画像作成の必要があるようだ | 世の中の3Dブームに乗って、冴子 2010の画像を重ねて作られた力業3D画像 | PowerPoint2010を使って動く年賀状作成は、配布中の小冊子でも紹介 |
最後に紹介したのは、年末ということでPowerPoint 2010を使って作成する動画年賀状。テンプレートを使い、QRコードを使った年賀状を作成すると、QRコードから飛んだ先で、動画年賀状を見ることができる。
「まだ年賀状は作っていません!」という冴子 2010だが、手慣れた手つきで自分の写真入り年賀状を作成。写真が大きすぎて文字で顔が隠れてしまうことにはなったものの、「この年賀状を使ってしまおうかな?」と言い出すくらい格段にデモが上達したところを見せた。
テンプレートに既存の写真を使って画像を置き換えていくことで動画年賀状も簡単に作成 |
デモ終了後は、こちらもじゃんけん大会。じゃんけんで勝った人にはプレゼントが送られてデモが終了した。
最後はじゃんけん大会 | じゃんけんに勝った人にはOffice 2010のボールペンセットとメモパッドをプレゼント |
(2010年 12月 20日)
[Reported by 三浦 優子]