太陽誘電株式会社は4日、無線通信規格「TransferJet」に対応する無線モジュールを開発したと発表した。2011年前半の量産開始を目指す。
今回開発した無線モジュールは、Half-Mini Cardタイプ。本体サイズは30×26.8×4.75mm(幅×奥行き×高さ)。太陽誘電がフィルタやバランで培ってきた高周波部品技術、UWBなどの無線モジュール技術を融合し、このサイズでノートPCに内蔵できる無線モジュールを開発できたという。
TransferJetは、ソニーが中心となりコンソーシアムを運営する無線通信規格。対応する機器同士をかざすと通信でき、最大560Mbpsの速度でデータ転送が行なえる。実効レートでも375Mbps程度だという。
今回の無線モジュールは、5日より幕張メッセで開幕する「CEATEC JAPAN 2010」のTransferJetコンソーシアムのブースで展示される。
(2010年 10月 4日)
[Reported by 山田 幸治]