CESでSonyがデモしたTransferJet対応のストレージとビデオカメラ

7月17日 発表

　ソニーなど15社は17日、近接無線転送技術「TransferJet」の相互接続仕様の確立を目的としたコンソーシアムを設立することで合意したと発表した。

　TransferJetは、1月に米国で開催されたCESでSonyが参考展示した技術。3cm以内の至近距離で通信する無線技術で、機器同士をかざす、あるいは触れさせることでデータ転送を行なう。実効転送速度は375Mbpsと高速で、直感的な操作でデータ転送を行なえることなどから、携帯電話やデジタルカメラなどのコンシューマ機器での採用を想定している。

　今回、ソニー以外に、キヤノン、Eastman Kodak、日立製作所、日本ビクター、KDDI、ケンウッド、松下電器産業、ニコン、オリンパスイメージング、パイオニア、SAMSUNG ELECTRONICS、セイコーエプソン、Sony Ericson Mobile Communications、東芝が同技術に賛同し、コンソーシアム設立に至った。

　コンソーシアムでは、相互接続製を確保するための規格/ガイドラインの策定、ライセンスキーの確立、ロゴマークの運営管理、広報活動などを行なっていく。

□ソニーのホームページ
http://www.sony.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/200807/08-0717/index.html
□TransferJetのホームページ
http://www.transferjet.org/
□関連記事
【1月8日】【CES】機器同士をかざすだけでデータ転送できる「Transfer Jet技術」を発表
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2008/0108/ces05.htm
【3月14日】【西田】「飛ばない」からできた高速無線通信ソニーが提案する「Transfer Jet」(AV)
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20080314/rt055.htm

(2008年7月17日)

[Reported by wakasugi@impress.co.jp]