ラトックシステム株式会社は8日、リムーバブルHDDケース「SA-DK5-ESR」に付属するアルミトレイと、同社製の一部のリムーバブルケースを組み合わせて使用した場合に通気性に問題が発生すると発表した。

　この問題は、eSATAに対応したリムーバブルRAIDケース、SA-DK5-ESRに付属するアルミトレイと、従来のリムーバブルケース製品の一部と組み合わせて利用することで発生する。該当するSA-DK5-ESRのシリアル番号は、6桁が00001～000148のもの。

　具体的には、SATAリムーバブルケース「SA-RC1A-LG/BK」、「SA-RC1A-LGS/BKS」と組み合わせて使用した場合、ファン制御スイッチがトレイに押されず、ファンが回転しないため、通気性が悪い状態となる。

　また、SATAリムーバブルケース「SA-RC1-LG/BK」、「同WH」、「同SV」、およびeSATA/USB 2.0リムーバブルケース「SA-DK1EU」、eSATAリムーバブルケース「SA-DK1ES」と組み合わせて使用した場合、アルミトレイ側面にサイドファンへの通気口がないため、内部に空気が流れにくい状態になる。

　同社では、対象のリムーバブルケースとトレイ両方を所持しているユーザーに対して、通気の対策をした新型のトレイを無償で送付する。問い合わせや申し込みやホームページから行なう。申し込みには、対象のリムーバブルケースと、SA-DK5-ESRのシリアル番号両方が必要となる。

　なお、SA-DK5-ESRのみでの使用や、リアファンが常に回転する「SA-DK1-U3」においてはこの問題は発生しない。