台湾VIA Technologiesは23日(現地時間)、ChromotionHD 2.0搭載の統合チップセット「VX900」を発表した。
DirectX 9対応の「Chrome9 HCM 3D」ビデオ機能を内蔵し、ノース/サウスを統合したシングルチップセット。従来の「VX855」との違いはビデオエンジンとPCI Expressで、新たにChromotionHD 2.0を搭載し、PCI Express x8、同x1×3(Gen2)をサポートした。ChromotionHD 2.0は、フルHDのMPEG-2、H.264、WMV/VC-1、MPEG-4/DivXの再生支援、デブロッキング、インターレース解除などの映像処理を備える。ディスプレイ出力はDisplayPort、HDMI、LVDS/TDMSなどの2画面出力に対応する。
対応CPUはVIA Nano、同3000、C7-M、Eden、対応FSBは400/533/800MHz、対応メモリはDDR3-1066、DDR2-667。このほか、サンプリングレート最大32bit/192kHzのHDオーディオ、USB 2.0やSATA、PCI、ネットワークなどをサポートする。
VX900ブロックダイヤグラム |
(2010年 3月 24日)
[Reported by 山田 幸治]