2月17日(現地時間) 発表
米AMDは17日(現地時間)、グラフィックスドライバ「ATI Catalyst」の新機能を発表した。
2月公開のATI Catalyst 10.2では、ゲームプロファイルをドライバファイルから分離し、ゲームの発売日に合わせて、随時プロファイルを提供する予定。また、ATI Eyefinityのマルチディスプレイ使用時におけるATI CrossFireXの性能向上を図るほか、ATI CrossFireXでのデスクトップ使用時に、セカンダリ以降のGPUの消費電力を抑える機能を追加する。加えて、DisplayPortの音声出力をサポートする。
3月公開予定のATI Catalyst 10.3からは、ATI Mobility Radeon HD 2000以降のモバイル系GPUの性能および機能、安定性の向上を、継続的にATI Catalystで実施する計画。対応ノートPCはWindows Vista/7搭載の製品で、ほとんどのノートPCメーカーでサポートされるという。
また、ATI Eyefinityの新機能として、液晶ディスプレイのベゼル部分で見えない部分を調整して自然に見えるようにする機能や、ディスプレイ毎に明るさ/色/コントラストなどの調整機能を追加する。さらに、120Hzで左右60コマずつ独立した映像を表示させる3D立体映像ゲーム用オプションを、サードパーティのミドルウェアベンダーに提供する。
(2010年 2月 17日)
[Reported by 山田 幸治]