東芝、リードを高速化した32nm NANDフラッシュ採用SSD

1月7日 発表



 株式会社東芝は7日、32nmプロセスのNANDフラッシュメモリを採用したノートPC向けSSDの新製品を発表した。第1四半期よりサンプル出荷を開始し、第2四半期より量産開始する予定。

 32nmプロセス製造の多値NANDフラッシュを採用したSSD。ハイエンドノートPC向けのHGシリーズはコントローラを改善し、リード速度を最大250MB/secに向上させた。43nmプロセスNANDの現行機種はリード230MB/sec。また、全モデルでトリム機能をサポートし、ストレージの信頼性を高めた。

 HGシリーズのラインナップは、2.5インチ(9.5mm厚)、2.5インチ(7mm厚)、1.8インチ、1.8インチケース無し、LIFモジュールタイプの5製品。容量は64GB/128GB/256GB、2.5インチ9.5mm厚は512GBモデルも用意される。インターフェイスはSATA 3Gbps。最大データ転送速度はリード250MB/sec、ライト180MB/sec。

 モバイルノート向けのSGシリーズは、ハーフスリム、mSATAの2製品、容量は128GB。インターフェイスはSATA 3Gbps。最大データ転送速度はリード180MB/sec、ライト70MB/sec。

 平均故障時間(MTTF:Mean Time to Failure)はいずれも100万時間。

(2010年 1月 7日)

[Reported by 山田 幸治]