富士通フロンテック株式会社は、非接触型の手のひら静脈認証ユニット「PalmSecure-LT」シリーズ2製品を1月15日より出荷する。価格は、センサーのみの「スタンダードセンサー」が18,375円、マウス一体型の「マウスタイプセンサー」が20,475円。
マウスタイプセンサー |
用途をPCログイン機能に絞って低価格化を実現した非接触型の手のひら静脈認証ユニット。PCログインソフトウェア「PalmSecure LOGONDIRECTOR」(2010年2月末出荷)や「SMARTACCESS/Premium」(同6月末出荷)、認証データ一元管理のアプライアンスサーバー「Secure Login Box」(同6月末出荷)などと組み合わせて、企業向けの認証システムを構築できる。
個人ユーザー向けには、静脈認証によるWindowsログイン、WebページログインのID/パスワード自動入力、ファイルとフォルダの暗号化/複合化が行なえる「PCログイン認証ソフトウェア」をセットにした「PCログインキット」を用意。直販価格は、スタンダードログインキットが19,740円、マウスログインキットが21,840円。1月29日まで台数限定でキャンペーンを実施しており、キャンペーン価格は順に14,800円、15,800円。
マウスタイプはホイール付き3ボタンで、1,000dpiのレーザーセンサーを搭載。インターフェイスはいずれもUSB。対応OSはWindows XP/Vista(32bit)。
また、現行の「PalmSecure」向けに、静脈認証として世界初という1:1,000の認証(登録データと1,000回照合)を高速で行なえる機能拡張を実施する。これにより、IDカードやパスワードが必要なく、静脈認証のみの“手ぶら認証”が可能になり、コスト削減と利便性の向上を両立する。1:1,000対応SDKは発売中で、認証ライブラリを1月末より出荷する。
PalmSecureでは、本人拒否率0.01%、他人受入率0.00008%以下の高い精度とセキュリティを実現しているという。
(2010年 1月 5日)
[Reported by 山田 幸治]