NECおよびNECアクセステクニカは、モバイルWiMAXに対応した無線ルーター「Aterm WM3300R」を11月上旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は25,000円前後の見込み。
モバイルWiMAX回線をWANとして利用する無線LANルーター。1回線契約のみで複数の機器を接続できるのが特徴。モバイルWiMAXは下り最大40Mbps/上り最大10Mbpsの通信が可能。LAN側はIEEE 802.11b/g対応で、PCやゲーム機などを無線接続できる。
本体サイズは約94×67×22mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約145gと小型軽量で持ち運びが可能。リチウムイオンバッテリを内蔵し、フル充電時は約2.5時間の連続駆動が可能。交換用の電池パック「PA-WM01B」も12月上旬に発売し、店頭予想価格は5,000円前後の見込み。
USBでPCと接続し、WiMAXアダプタとして利用することもできる。アダプタとして利用するときはUSBバスパワーで駆動するが、バッテリへの充電はできない。
機能面では、ボタンを押すだけで無線LANセキュリティの設定を自動的に行なう「らくらく無線スタート」、仮想的に2つのアクセスポイント名を定義してWEP対応機器とAES対応機器を使い分けられる「マルチSSID」、POWERランプの緑橙点滅でファームウェアのバージョンアップを促し、ボタン1つでアップデートできる機能などを搭載する。
本製品は、11月5日~6日の間に東京国際フォーラムで開催される展示会「C&Cユーザーフォーラム&iEXPO2009」で展示する予定。
(2009年 10月 27日)
[Reported by 劉 尭]