東芝、DVD記録ディスクの特許侵害でImationら8社を提訴

5月14日(米国時間) 発売



 東芝株式会社は14日(米国時間)、DVD関連特許の侵害を理由に、DVD記録ディスク製造/販売事業者を米国ウィスコンシン州西部地方裁判所に提訴したと発表した。

 提訴の対象は、DVD±R(2層含む)、DVD±RW、DVD-RAMのDVD記録ディスク。被告は、米Imation、印Moser Baer India Limited、台湾CMC Magnetics、台湾Ritek、米Glyphics Media、米Hotan、米Khypermedia、米Advanced Mediaの8社。

 請求内容は、提訴した製品の製造、販売、米国への輸入の差し止めと、過去の特許侵害に基づく損害賠償。現時点で、米国内で販売されている製品のうち、少なくともImation、MemorexのImationブランドのDVD記録ディスクが特許侵害に当たるとしている。

 今回提訴した企業は、東芝およびDVD6Cライセンスグループから、該当する特許のライセンス契約を締結せず、無断でDVD記録ディスクの輸入・販売を行なっているという。

 東芝は、このような事態が同社のDVD関連事業に被害を及ぼし、DVD関連ライセンス活動を阻害する要因になっているとして、今回の提訴で、金銭的損害の回復、今後の特許権侵害の防止、将来の知的財産権の保護を望むとしている。

(2009年 5月 15日)

[Reported by 山田 幸治]