ニュース

サードウェーブデジノス、総額賞金500万円のeSports大会「GALLERIA GAMEMASTER CUP」を開催

~チャレンジ部門勝者はCS: GOのアジア大会に出場可能

総額賞金500万円のeSports大会「GALLERIA GAMEMASTER CUP」をドスパラのサードウェーブデジノスが開催

 ドスパラで販売しているPCブランド“GALLERIA”を展開する株式会社サードウェーブデジノスは13日、日本のeSports人口の拡大を図るための国内大会「GALLERIA GAMEMASTER CUP」の開催を発表した。

 同大会はエントリー部門とチャレンジ部門の2枠を設け、前者では競技タイトルとして「World of Tanks」と「フィギュアヘッズ」を、後者では「Counter-Strike: Global Offensive(CS: GO)」によるトーナメント選を行なう。

 参加受付は本日よりはじまり、各競技のトーナメント表の発表日などは下表のとおり。

部門タイトルエントリー開始日エントリー終了日トーナメント表発表日
エントリー部門World of Tanks7月13日8月6日8月8日
フィギュアヘッズ8月13日8月15日
チャレンジ部門CS: GO8月20日8月22日

 賞金は総額で500万円と国内大会としては高額で、部門およびタイトルごとの賞金は下記のようになっている。

  • エントリー部門「World of Tanks」
    優勝100万円、準優勝30万円、MVP賞10万円
  • エントリー部門「フィギュアヘッズ」
    優勝100万円、準優勝30万円、MVP賞10万円
  • チャレンジ部門「CS: GO」
    優勝150万円、準優勝30万円、同率3位(2チーム)各15万円、MVP賞10万円

 エントリー部門は国内のみで完結する大会だが、チャレンジ部門についてはBenQが主催するアジア大会「eXTREMESLAND ZOWIE ASIA CS: GO 2017」に出場するための日本予選になっており、アジア14地域16チームが出場。賞金金額は10万ドルとなる。なお、こちらの大会に関してはサードウェーブデジノスが関わっているわけではない。

日本のeSportsにおける国際大会への登竜門に

サードウェーブデジノス 取締役社長の田中基文氏

 主催者であるサードウェーブデジノス 取締役社長の田中基文氏は、GALLERIA GAMEMASTER CUPを開催する理由について説明。

 中国や韓国などでeSportsが大きな盛り上がりを見せるなかで、日本でのeSportsシーンが今一つムーブメントになり得ていない点を指摘する。このままでは日本が世界のeSports業界から取り残されてしまう可能性を危惧し、今回の大会開催に至ったという。

 また、2022年に中国で開催されるアジア競技大会でeSportsがメダル種目として採用され、2026年には愛知県名古屋市で同大会が開催されることから、これらを念頭に日本でもeSportsを楽しむ場を提供する必要があるとし、eSports人口の裾野拡大に貢献したいと語った。

 GALLERIA GAMEMASTER CUPは継続的に開催することを予定しており、日本における国際大会への登竜門になればと意気込みを見せる。

eSportsの世界市場は2020年には1,682億円規模に成長するとの予測が出ている
eSportsを見て楽しむ観客者の数も増加している
2022年に中国でアジア競技大会が開催。メダル種目としてeSportsが採用されている
GALLERIAブランドを展開するサードウェーブデジノスはPCメーカーとしてeSportsの発展に協力していきたいという
e-sports促進機構理事の浜村弘一氏。週刊ファミ通の編集長としても有名。eSportsをビジネスとして成り立たせるためには、海外と同じように自身がゲームをプレイしなくても、お金を出してくれる観戦者必要と説く
日本eスポーツ協会(JeSPA)理事の馬場章氏。今回の大会に協力している。JeSPAは日本でのeSportsの発展や普及、競技会場の整備、団体との連携など多種多様な活動をしている
サードウェーブデジノス コミュニケーション開発部部長の大浦豊弘氏。GALLERIA GAMEMASTER CUPで実施される3つのゲームタイトルについて説明した
GALLERIA GAMEMASTER CUPには上記の団体が後援するだけでなく、インテルとNVIDIAも協賛している
サードウェーブデジノスはGALLERIA GAMEMASTER CUPが世界大会への登竜門になることを目指す