Microsoft、IoTセキュリティ分野でMicronと提携

画像はMicronのフラッシュメモリ

　DRAMやNANDのベンダーとして知られるMicronは24日(中央ヨーロッパ時間)、IoTのセキュリティ技術について、Microsoftとの提携を発表した。Micronのセキュリティ技術にMicrosoftのクラウドが対応することで、ハードウェア認証によるセキュアなIoTクラウドを目指す。

　提携はMicronの開発したセキュリティ技術「Micron Authenta」と同時に発表されたもので、フラッシュメモリ自体に統合された同技術にMicrosoftのAzure IoT Cloudが対応することで、IoTデバイスの接続性をより安全に高めることができるという。

　Authentaはデバイスの真正性や信頼性を監視する機能を持ち、ネットワーク内に接続されるデバイスを識別することでTrusted Computing(信頼されたデバイスで構成されるネットワーク)を実現するものだ。また、ブートセクタのような重要なコードが保存される領域の同一性を監視することで接続されるネットワークへの脅威に対応する。

　また、同技術はフラッシュメモリに統合されている。そのため、ブートプロセスのような低いレイヤーを監視することを可能にしつつ、ハードウェアそのものに追加のセキュリティチップなどの実装を不要とする。これにより、追加コストを抑えつつ堅牢なIoTネットワークが構成可能になるという。