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日本マイクロソフト、Windows 10 Creators Updateの主要機能を紹介
2017年4月11日 20:03
日本マイクロソフト株式会社は11日、Windows 10 Creators Updateに関するプレスセミナーを開催し、本日より順次配信開始される更新内容に関して説明が行なわれた。
同社業務執行役員 Windows & デバイス本部長の三上智子氏は、昨年(2016年)の8月にリリースされたAnniversary Updateに続く大型アップデートのCreators Updateについて、「基本機能の向上」、「3D」、「ゲーミング」、「Mixed Reality」の4つが主なアップデートであると大別。それぞれの解説を行なった。
基本機能の向上については、Edgeの電子書籍フォーマットePubへの対応、IMEやInkの改善、ブルーライトカット機能やWindows Defenderセキュリティセンターの導入を挙げる。
また、法人向けには生体認証機能のWindows Hello for Businessや、セキュリティ機能のWindows Defender Advanced Threat Protection(ATP)の追加が行なわれているという。
3Dについては、3D視聴のためのView 3D、3Dコンテンツを気軽に作製できるペイント3D、ペイント3Dで作った作品をシェアするためのRemix 3D.comがあり、ゲーミングとしてはゲームモードの搭載やライブ配信機能が実装されたことを説明。
現実世界と仮想現実を融合したMixed Reality(MR)については、HoloLensへの対応を挙げており、すでにCreators Updateにて実装され、国内でもサードーパーティ製のWindows Mixed Realityヘッドセットの投入などが計画されているという。
三上氏は、Creators Updateという名称から、一見するとクリエイターのみに向けたアップデートと思われがちだが、誰でも3Dを楽しめるようになるペイント3Dの提供など、すべてのユーザーが気軽にクリエイトできるようになるものであるとした。
Creators Updateで使えるようになった主要機能一覧
続いてCreators Updateのデモが披露され、アップデート内容について、Windowsプロダクトマネージャーの春日井良隆氏、Xboxゲーミング戦略本部 プロダクトマネージャーの森洋孝氏らから担当者から細かな説明が行なわれた。
以下説明に用いられたスライドをキャプション付きで掲載している。
ペンの利用やペイント3Dを使った3Dの楽しさを訴求
春日井氏はAnniversary Updateから強化されているWindows 10のペン機能に関して、Creators Updateでも訴求すべく、国内大手のイラスト投稿サイトであるpixivと協力し、お絵かきコミュニケーションプラットフォーム「pixiv Sketch」を立ち上げ、pixiv SketchのUWPアプリを公開した。
pixiv Sketchは手軽にイラストを投稿し、コミュニケーションを取れることを目指したプラットフォームで、タイムライン機能やコメント機能を有する。最近ではスマートフォンやタブレットからイラストを投稿するユーザーが増えていることから、PCにこだわらない設計となっている。
また、春日井氏はCreators Updateの目玉とも言えるペイント3Dについて、多くのユーザーに利用してもらうべく、作製した3Dデータは、3Dプリンタ用のフォーマットとして出力でき、3Dプリンタを所有していなくてもDMM.makeといった3Dプリンタを提供する場を設けているサービスを使うことで手軽に自分だけのコンテンツを現実化可能とした。