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Creators Updateで進化したコルタナさん。話しかけてWindows 10をセットアップ可能に

従来のようにマウス/キーボードだけでなく、Cortanaの質問に答える形でもセットアップが進行する

 本日(4月11日)より、Windows 10 Creators Updateの配信が開始される。すでに本誌にてお伝えしているとおり、Creators Updateは昨年(2016年)の8月に配信されたAnniversary Updateに続く大型アップデートとなり、Windows 10への新機能の追加やブラッシュアップが行なわれている。

 大型アップデートが入るたびに、UIの作りなど改良が行なわれているWindows 10だが、今回のCreators UpdateではWindows 10の初期セットアップにて、パーソナルアシスタントのCortanaがユーザーに話しかける形でセットアップが進むように変更されている。

 最初にCortanaが自己紹介を行なった後の地域の設定では、「お住まいの地域は日本に設定されています。これでよろしいですか?」と聞かれるので、ユーザーが「はい」と返答すればセットアップが次の設定に進むようになっている。

 基本的にCortanaは自然な感じで発声を行なっているが、セットアップ中に不意に人口音声臭さが出るところもあり、日本語版はまだ改善の余地があることをうかがわせる。

 また、筆者の発声が悪かった可能性もあるが、設定中に「スキップ」とボタンが表示されていて、実際に「スキップ」と発声しても読み取ってくれず、「いいえ」なら次の項目に進んでくれた箇所もあり、柔軟性に疑問があった。少し使ってみた程度なので、もしかしたら「はい」ではなく「いいよ」といったくだけた返答でも通じるかもしれない。もしセットアップをする機会がある方は試してみてほしい。

 今回のCortanaによるセットアップは、PCの初期設定時に利用できるものなので、Anniversary Updateなどからのアップグレードでは体験できないようだ。そのため、実際にCreators Updateがプリインストールされた未設定のPCを用意するか、クリーンインストールして試す必要がある。

Cortanaを使ったCreators Updateの初期セットアップ。2分30秒のあたりで、Cortanaが急に人工音声になったりする