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Windows 10 Creators Update、不具合が認められる一部環境に対し配信を一時停止

 Microsoftは25日(米国時間)、不具合をきたす恐れがあることから、一部の環境に対して大型アップデート「Creators Update」の提供を一時停止すると発表した。アップデートは問題が解消し次第提供される予定。

 Creators Updateは2017年4月11日より配布が開始された大型アップデートで、ペイントの3D対応やMR(複合現実)ヘッドセットであるHoloLensのサポート追加など、さまざまな機能が追加される("日本マイクロソフト、Windows 10 Creators Updateの主要機能を紹介")。

 一時停止の対象となるのは、あるBroadcom製ワイヤレスデバイスを搭載した一部の環境で、Bluethoothデバイスとの接続が途切れ、再接続できなくなる問題があるようだ。

 当初より、Microsoftと協力関係にあって検証の完了しているベンダーのハードウェア/ソフトウェア環境に対して時間差を設けて配布を行なうことでトラブル回避に努めてきたが、今回の措置は特定のデバイスへのアップデートを一時停止するというもので、当初の予定とは異なったものだ。

 Microsoftは今後ともユーザーによるフィードバックを反映し、こうした問題の解決に取り組んでいくとした。

 なお、対象デバイスでもダウンロードサイト経由での手動更新は可能だが、Microsoftでは修正版がWindows Updateで自動配信されるのを待つことを推奨している。