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Samsung「Galaxy S8/S8+」実機レポート
~デスクトップPC的に使うドッキングステーションも発表
2017年3月30日 12:46
既報のとおり(Samsung、超狭額縁筐体に18.5:9の曲面ディスプレイ搭載の「Galaxy S8/S8+」)、Samsung Electronicsはニューヨークでイベントを開催し、最新フラッグシップスマートフォン「Galaxy S8」および「Galaxy S8+」を発表した。本稿では、Galaxy S8およびGalaxy S8+の実機写真とともに、判明した詳細なスペックをお伝えする。また、同時に発表された「Gear 360」新モデルや、Galaxy S8対応周辺機器についても紹介する。
Galaxy S8、Galaxy S8+
まず、Galaxy S8とGalaxy S8+の詳細スペックを紹介する。詳しくは下にまとめたとおりだが、本体サイズはS8が68.1×148.9×8.0mm(幅×奥行き×高さ)、S8+が73.4×159.5×8.1mm(同)となっている。5.5型ディスプレイ搭載の従来モデル「Galaxy S7 edge」(73.4×159.5×8.1mm(同))と比べると、S8では幅、奥行きともに小さくなっている。実際に手にすると、横幅の狭さもあって、ディスプレイサイズより小さく感じる。同様にS8+も、ディスプレイサイズを考えると非常にコンパクトにまとまっている。ディスプレイの表示解像度は、どちらも2,960×1,440ドットだ。
2つのアプリを同時に表示して利用できる、デュアルスクリーン機能としては、Web画面などの一部を切り取り、その部分だけを抜き出して常時表示する機能も用意される。株価情報や海外旅行時の時差情報など、好きな場所を切り取って画面上部などに常時表示。内容もリアルタイムに更新されるため、かなり便利に活用できそうだ。
認証機能としては、指紋認証と虹彩認証、そして前面カメラを利用した顔認証機能も備える。顔認証機能では、顔の輪郭や凹凸などを判断して認証するため、写真などを使ったなりすましは不可能となっている。なお、虹彩認証と顔認証は排他利用となる。
音声認識による操作や、各種レコメンドなどを表示するAI機能「Bixby」は、左側面のBixbyボタンを押すことで起動する。表示言語を日本語に設定したところ、情報の表示は日本語となった。ただし、音声認識については現時点で日本語に対応しておらず、対応時期は未定とのこと。
Galaxy S8 | Galaxy S8+ | |
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SoC | Exynos 8895(2.3GHz 4コア+1.7GHz 4コア)/Snapdragon 835(2.35GHz 4コア+1.9GHz 4コア) | |
メモリ | 4GB(LPDDR4) | |
内蔵ストレージ | 64GB(UFS 2.1) | |
ディスプレイ | 5.8型Supuer AMOLED2,960×1,440ドット | 6.2型Supuer AMOLED 2,960×1,440ドット |
背面カメラ | 1,200万画素デュアルピクセルセンサー、F1.7レンズ、光学手ブレ補正 | |
前面カメラ | 800万画素、F1.7レンズ、オートフォーカス対応 | |
LTE | Cat.16(下り最大1Gbps) | |
認証機能 | 指紋認証、虹彩認証、顔認証 | |
バッテリ容量 | 3,000mAh | 3,500mAh |
ワイヤレス充電 | WPC Airfuel(Qi) | |
microSD | 最大256GB | |
防水防塵 | IP68準拠 | |
USB | USB Type-C | |
OS | Android 7.0 | |
本体サイズ(幅×奥行き×高さ) | 68.1×148.9×8.0mm | 73.4×159.5×8.1mm |
重量 | 155g | 173g |
なお、Galaxy S8およびGalaxy S8+の発売日は2017年4月21日と発表された。ただし、日本での発売については言及がなく、現時点では日本での発売については未定だ。
Samsung DeX
Galaxy S8/S8+用の周辺機器として、「Samsung DeX」も発表された。S8/S8+を装着するドッキングステーションで、外部ディスプレイやキーボード、マウスなどを接続することで、デスクトップPC相当として利用できるようになる。
ドッキングステーションは、USB 2.0×2ポート、有線LAN、HDMI出力、給電にも利用するUSB Type-Cコネクタなどを備える。本体上部にS8/S8+を装着すると、自動的にSamsung DeX機能が起動し、HDMIに接続した外部ディスプレイにデスクトップモードのSamsung DeXが表示され、Samsung DeX対応の各種アプリが利用可能となる。
対応アプリとしては、Microsoft OfficeやAdobe Acrobat Reader mobile、Adobe Lightroom Mobileなどを用意し、Office文書の作成や編集、画像処理なども行なえる。操作にはUSBまたはBluetooth接続のキーボード、マウスが利用でき、デモではマルチウインドウでファイルのドラッグアンドドロップなどを行なっていた。発売時期は、S8/S8+と同じ2017年4月21日を予定しており、米国での価格は標準ACアダプタ付属で149ドル、急速充電対応ACアダプタ付属で159ドル。