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富士通、理研のAIスパコンに世界最大規模となる「NVIDIA DGX-1」24台を採用

ディープラーニング解析システム

 富士通株式会社は6日、国立研究開発法人理化学研究所(理研)の「ディープラーニング解析システム」の受注を発表した。

 同システムの総理論演算性能は、人工知能研究専用スーパーコンピュータシステムとして国内最大規模となる4PFLOPS(ペタフロップス、半精度浮動小数点演算時)を謳う。

 ハードウェアは、NVIDIA「NVIDIA DGX-1」24台、富士通「FUJITSU Server PRIMERGY RX2530 M2」32台から成る2種類の計算サーバーと、PCサーバ「FUJITSU Server PRIMERGY RX2540 M2」6台、ストレージシステム「FUJITSU Storage ETERNUS DX200 S3」8台、「FUJITSU Storage ETERNUS DX100 S3」1台で構成される。

 DGX-1はTesla P100を8基搭載したシステムで、NVIDIAによると、今回のディープラーニング解析システムは、DGX-1ベースのAIスーパーコンピュータとしては世界最大規模であるという。

 同システムは富士通の横浜データセンターに設置され、理化学研究所 革新知能統合研究センターの人工知能技術の研究開発に利用される予定。

左から富士通株式会社テクニカルコンピューティングソリューション事業本部長 國澤有通氏、革新知能統合研究センター 杉山将センター長、NVIDIAチーフサイエンティスト Bill Dally氏、NVIDIA日本代表 大崎真孝氏